仁張工作所の“ 環境 ”へのこだわり

私達は、板金加工の事業活動に、環境に影響する項目があることを認識しており、『 環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、
EMSの維持と継続的改善を図ることによって、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動に取り組んでおります。



  1. 仁張工作所
  2. 環境活動
  3. 2015年度レポート

1. ご挨拶

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仁張工作所は、社内で共有するスローガン『品質を良くすることは、環境にもやさしくなる』の下、2004年よりエコアクション21の認証登録を受け、地域であてにされる中小企業として、持続可能な生産活動を目指しております。そして経営環境が変化する中、中長期的な視点にたって、"環境"を考慮した経営を模索しています。創立51年目となる2015年からは、新たな第6次中期計画として、「中堅企業としての責任を認識し、社員みんなが誇りを感じる会社になろう」、「トップダウン・ボトムアップからミドルダウン・ミドルアップへ、全員が当事者意識をもって行動しよう」を大方針として策定しました。

2015年度は、2014年度環境活動レポート「次年度の取組み」に記載したとおり、過去5年間の売上高の伸張により内製重視から委託加工強化を加えた経営に転換した為、環境目標目的設定の基準をより現状に近い2012年に変更しました。社内の生産能力を超える売上高に対して、環境側面の変化を再認識する年となりました。

仁張工作所では、中期計画、年度目標を策定し、月次で環境に関わる諸データを収集し、PDCAサイクルを繰り返しまわし続けることが大切であると考え実践しています。ここに、2015年度の環境活動の結果をまとめ報告します。

2016年7月20日
代表取締役 仁張 正之

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2. 会社概要

2-1. 会社紹介

1964年10月1日、東海道新幹線が開通した記念すべき日に産声を上げた仁張工作所は2014年10月1日に創業50周年の大きな節目を迎えました。創業以来、弊社は主としてスチールやステンレスの薄鋼板を加工して各種保管庫、キャビネット、デスクなどを設計・製作するなど、幅広い用途を持つ箱物板金製品・各種精密板金製品を提供してきました。

現在では多業種・多業界における一次サプライヤーとしての板金加工部品供給を筆頭にOEM製品やオーダーメイド、オリジナル製品など多様な製品を提供し続けています。

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2-2. エコアクション21の対象範囲
事業社名 株式会社仁張工作所

エコアクション21の対象範囲と所在地

本社及び本社工場 〒578-0921
大阪府東大阪市水走3丁目14番6号
URL:http//www.nimbari.co.jp
仕上棟 〒578-0921
大阪府東大阪市水走3丁目8番28号
菱江倉庫 〒578-0984
大阪府東大阪市菱江3丁目12番38号
三和工場 〒620-1442
京都府福知山市三和町千束814番地
関連会社 織田電装株式会社(所在地は(株)仁張工作所工場内)
環境活動担当者の連絡先 環境管理責任者 宮本 一郎
連絡先 TEL:072-962-2831  FAX:072-963-4183
E-mail:miyamoto@nimbari.co.jp

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事業活動(認証・登録範囲)

精密板金加工製品、別注製スチール家具・什器、箱物板金加工製品の製造

事業規模(2015年12月20日現在)

(社員数は役員・正規・雇用延長・パート社員を含む)

事業所名 社員数 敷地面積 延べ床面積
本社及び本社工場 98名 1,461m2 2,640m2
仕上棟 650m2 585m2
菱江倉庫 661m2 496m2
三和工場 17名 3,570m2 1,023m2
織田電装(株) 9名 (株)仁張工作所本社屋内

表のすべてがエコアクション21の対象事業所です。

2-3. 経営方針
経営理念
  • 1. 私たちは板金加工を通じて良い商品を社会に提供し、安全で快適な生活空間を創造します。
  • 2. 私たちはお客様の満足を通じて仕事に誇りを持ち、よりよい生活を実現し、働きがいのある会社づくりに努力します。
  • 3. 私たちは常に新しい板金加工技術について積極的に学び自分たちのものとし、共有化することによって技術レベルの高い信頼される会社を目指します。
行動規範
  • 1. 規律正しく行動し、仕事に対して誠実になろう
  • 2. 決めた事を守り、妥協しないプロ集団になろう

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3. 環境方針

「品質を良くすることは、環境にもやさしくなる」をポリシーとして、以下の通り環境方針を定めています。

株式会社仁張工作所は、板金加工を通じて顧客に提供する全ての事業活動において、環境に影響する項目があることを認識し、エコアクション21ガイドライン2009年版に基づいた『環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、EMSの維持と継続的改善を図り、顧客や地域から信頼される経営理念追求型企業として、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動を展開します。

この環境方針は社外に公開します。

2003年10月1日 新規
2005年2月21日 改1
2007年4月21日 改2
2010年3月21日 改3

代表取締役 仁張 正之

環境方針詳細
  1. 現在及び将来の事業活動において環境影響を捉え、事業活動に見合った環境目標を定め、 継続的な改善と環境の維持改善に努めます。
  2. 適用される法的及び当社が同意するその他の要求事項を遵守します。
  3. 設定した環境目標達成に向けて、EMSの運用状況を把握し、経営者による全体の評価と定期的な見直しを行い、継続的改善に取り組みます。
  4. 環境負荷を低減するため、省資源、省エネルギー、廃棄物の削減、環境負荷の低減に努め、作業の効率化を推進します。
  5. 環境マネジメントシステムで必要な事項は、文書化し、実行し維持する。
  6. 環境にやさしい製品開発をすすめ、グリーン調達適合製品を送りだす(改2)と共に当社で使用する物品は、出来る限り、グリーン調達適合品を調達する。(改3)
  7. 組織で働く全ての人が環境方針を共有し、EA21EMSの要求事項に沿った活動を推進します。

環境方針は全従業員が携帯しています。

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4. EA21推進組織

(2015年12月20日現在)

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5. 環境目的・目標

5-1. 環境目的・目標及び中期計画

当社の第5次中期経営計画(2012年〜2014年)に基づき計画し実施してきました昨年までの環境目的・目標の中期計画では、ベンチマークを2009年度として、それぞれの数値目標を設定し活動しました。

この中期計画に対する実績は、2014年度環境活動レポートで報告いたしました。この間当社の売り上げは第5次中期経営計画に掲げた社内外の資源の有効活用により、三期連続で当社の製造能力を上回る20億超となりました。委託加工が増加したことに伴い環境目標に対する実績も良い結果となりました。

当社は新たに2015年から始まる第6次中期経営計画(2015年〜2017年)を定めてスタートを切りました。合わせて、環境目的・目標の中期計画も新たにしました。加えて電気、ガスなどのCO2換算係数も現在周知されている値に変更致しました。詳細は、下記に記載します。

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5-2. 2015年〜2017年中期計画

2015年〜2017年中期計画では、売り上げ・委託加工比率とも現状に近い2012年度の数値を基準にして、削減計画と目標値を以下の通り定めました。
CO2換算係数も電気は2012年度関西電力係数、都市ガスは2014年の係数を使用しました。

中期計画(2015年〜2017年)
番号 目標項目 2017年度目標値
E-1 1.二酸化炭素削減 2012年度比−3%削減の413.8kg-CO2 (原単位:売上百万円当たり)
(CO2換算係数:電気 0.366 LPG 6.21灯油 2.49 都市ガス 2.31 軽油 2.62 ガソリン2.32)
E-2 1.産業廃棄物の削減とリサイクルの推進 産廃2012年原単位-3% (原単位:売上百万円当たり)
2.紙リサイクルの推進 12,000kg/年
3.紙使用量の削減 新紙購入原単位259.63枚(A4換算)以下(2012年原単位)
E-3 1.水使用量の削減 2012年度比−3%削減の2.23m3(原単位:売上百万円当たり)
E-4 1.化学物質使用量の把握(把握するのはPRTR制度対象物質) 化学物質使用量の把握(把握するのはPRTR制度対象物質)
2.塗装不具合要因を分析し、不良を削減 塗装不良率 2.1%以内
3.粉体塗装適用製品を広げVOCを削減 粉体塗料比率 20.0%以上
E-5 1.グリーン購入の推進 グリーン購入の推進
5-3. 2015年度単年度計画
E-1. CO2の削減
取り組み内容 目標値 実行部署
1.作業と設備の見直しで電力削減 原単位413.8kg-CO2
2012年度比−3%
CO2換算係数:
電気 0.366 LPG 6.21
灯油 2.49 都市ガス 2.31
軽油 2.62 ガソリン 2.32
全部課
2.品質不具合を削減し、手直しや再製作のロスを防止する
3.塗装の作業改善、品質改善でLPG削減
4.暖房用灯油の削減
5.車燃料の削減

(原単位:売上百万円当たり)

E-2. 産業廃棄物の削減とリサイクルの促進
取り組み内容 目標値 実行部署
1. 廃棄物の削減とリサイクルを促進する 産業廃棄物
2012年比原単位-3%
総務経理部
2. 紙リサイクルを推進する
(段ボール、包装紙、用紙など)
12,000kg/年 全部課
3. 紙使用量の削減
文書及び記録の紙配布を廃止し、社内LANを活用することで紙使用量を削減する。併せて可能な限り裏紙を使用する
新紙購入量原単位259.63枚(A4換算)以下
(2012年比同量以下)
全部課
E-3. 水使用量の削減
取り組み内容 目標値 実行部署
1.塗装前処理水抜きなどの工夫で水使用量を削減する 原単位
2.23m3
2012年度比−3%
塗装G
全社
2.給水設備点検を行い、水漏れを防止する

(原単位:売上百万円当たり)

E-4. 化学物質使用量の削減及び製品の環境配慮
取り組み内容 目標値 実行部署
1. 化学物質の使用量を把握する。 毎月使用量把握100% 塗装G
技術課
品質保証部
2. 塗装不具合要因を分析し、不良を削減 塗料不良率2.1%以下
3. 粉体塗装適用製品を広げ、VOCを削減 紛体塗料比率20.0%以上
E-5. グリーン購入及び環境配慮型製品の推進
取り組み内容 目標値 実行部署
1. グリーン購入の促進を行う 事務用品全て 総務経理部
管理部
品質保証部
2. 環境適合オリジナル商品の企画ならびに積極販売 新規製品
3. 有害化学物質含有量の少ない部材調達ならびに供給者ネットワークの確立

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6. 2015年度達成状況

6-1. 環境目標達成状況
番号 計画項目 目標値 監視項目 個別目標値 実績 差異 判定
E-1 【CO2の削減】
  1. 全ての排出量を月次で把握し、改善に取り組む
    (電気・ガス・車燃料)
  2. ウォームビズ/クールビズを推進する
原単位
413.8kg-CO2
(2012年度比−3%)
電気(kg-CO2) 318.9 344.6 +25.7 バツ
LPG(kg-CO2 63.1 63.6 +0.5
都市ガス(kg-CO2 9.4 8.4 -1.0
車燃料(kg-CO2 15.6 18.7 +3.1
灯油(kg-CO2) 6.8 3.1 -3.7
合計原単位(kg-CO2) 413.8 438.4 +24.6
E-2 【産業廃棄物削減】
1.産棄物量を把握しリサイクルを促進する
産業廃棄物の削減(2012年度比−3%) 総量(kg) 42,061 67,359 +25,298 バツ
原単位(kg) 19.5 31.3 +11.8
汚泥・シンナー廃棄量削減(2012年度比−3%) 総量(kg) 25,282 19,630 -5,652 丸
原単位(kg) 11.4 8.8 -2.6
2.紙リサイクル推進 12,000kg/年 計画(kg) 12,000 20,857 +8,857 丸
3.新紙使用量の削減と裏紙活用の最大化 紙購入量削減(2012年度比±0%) 新購入量(枚) 514,585 743,750 +229,165 バツ
原単位(枚) 259.6 334.0 +74.4
E-3 【総排水量の削減】
  1. 全社で給水設備の点検でムダな水使用量を防止する
  2. 塗装前処理の水抜きやゴミ対策を実施する
原単位
2.23m3
(2012年度比−3%削減)
総使用量(m3 4,471 3,567 -904 丸
内 織田電装(m3 2,301 1,084 -1,217
同上比率(%) 51.5% 30.4% -21.1
原単位(m3 2.23 1.61 -0.62
E-4 【塗装不良率の削減】
  1. 化学物質の使用量を把握
  2. 塗装不具合要因を分析し、手直し削減
  3. 粉体塗装適用製品を広げVOCを削減
毎月使用量把握
100%
毎月使用料把握率(%) 100 100 0 丸
塗料不良率
2.1%
不良率(%) 2.1 1.7 -0.4
紛体塗料使用率
20.0%
使用率(%) 20.0 23.1 +3.1
E-5 グリーン購入及び製品の環境配慮の推進 グリーン購入の促進を行う
1) 化学物質の使用量を把握する。
2) 環境適合オリジナル商品の企画ならびに積極販売
3) 有害化学物質含有量の少ない部材調達ならびに供給者ネットワークの確立
6-2. 結果と評価
E-1 CO2の削減バツ

CO2削減については、目標に達しませんでした。
目標値に対して、約5%増となりました。ウォームビズ及びクールビズに取り組み、冷暖房でのCO2排出削減は、計画通り行いました。各項目では、電気使用量、LPG使用量、車燃料使用量など製造に係わるほぼすべての設定項目で、目標達成が出来ませんでした。

この要因は、売上は予定を上回りましたが、その内訳は、部品納入の割合が増え、アイテム数が多くなったためと考えます。このため段取り替えなどで生産性が低下したことで製造で消費する電気、ガスが増え、また、物量増に応じて、車燃料も増加したものと思われます。
下のグラフは、過去3年間の推移です。2014年度までの目標値は、売り上げと外部委託が少なかった2009年をベースにしたため現状との差があり、達成はしていました。しかし、2013年度からの物量増に伴い年々実績は、増加傾向になっています。

グラフ

E-2. 産業廃棄物削減三角

産業廃棄物削減については、廃棄物量自体は増加しました。これは、鋼材量の増加に伴い木パレットの増加と工場のレイアウト変更や一部移転計画が立ち上がり、その準備のための整理など突発的要因の廃棄物が増加したためでした。
バツ

しかし、シンナー廃棄については、従来特別管理産業廃棄物として廃棄していましたが、2015年度から、再生シンナーの原料としてリサイクルすることで、廃棄量の削減を実現しました。
丸

紙に関しては、今年は部品納品などの新規製品が増えたため、図面や作業標準書など新紙の使用が増加しました。社内のIT化の推進など対策を講じてきましたが、まだ結果にはつながりませんでした。
バツ
その裏返しとして、紙リサイクルとしての古紙排出量は、目標を上回りました。
丸

グラフ

E-3. 総排水量の削減丸

総排水量の削減に関しては、水の使用量を監視するようにしています。
2015年度の実績は、目標達成率138%と大きく成果を上げることができました。
当社で水を多く使用する工程は、塗装前の脱脂洗浄ですが、この工程で改善を進めて、実績が上がってきました。
また、不良率の減少もやり直しが少なくなり、水の使用量を減少することが出来た一因です。

グラフ

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E-4. 塗装不良率の削減及び製品の環境配慮丸

グラフ
グラフ

塗装不良率は過去最低を記録しました。
化学物質の混合物である塗料の有効使用は、環境影響の低下に直接つながると考えています。

塗装用の塗料は、有害な鉛を使用しないようにほぼ100%無鉛化に移行しました。

現在、年度目標を定めて溶剤塗装から紛体塗料への切り替えを順次進めています。 これが何故環境改善につながるかというと、紛体塗料は溶剤塗料と比較して@シンナーの使用量が少ないA塗料の掃除がしやすいBゴミの廃棄量が少なくなるからです。

E-5. グリーン購入及び環境配慮型製品の推進丸

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事務用品などは購入に際して、総務経理部でエコマークなどを確認して、グリーン商品の購入を進めています。

@化学物質の使用量の把握方法は、主にPRTR法に基づいた塗料の管理です。使用前にMSDSを取り寄せ、成分の確認を行って有害物質がどのくらい入っているかをチェックします。
使用に問題ない場合は継続的に購入します。
2015年は毎月の確認を実施できました。目標達成です。

A自社オリジナルでの新製品の開発では、インプットとして有害物質を含まないことを前提に進めています。
弊社では生産者がお客様とともに環境配慮型製品を推進しています。

B有害化学物質含有量の少ない部材調達ならびに供給者ネットワークの確立では、過去弊社ではユニクロムメッキのネジを使用しておりましたが、三価クロムメッキのネジに順次切り替えるなど、環境を意識しております。また、アーティクルインフォメーションシート(AIS)やMSDSplusなどで含有化学物質情報の伝達も取り組みました。

6-3. 総量実績推移
12年 13年 14年 15年
  実績 実績 昨年比(%) 実績 昨年比(%) 実績 昨年比(%)
売上高(百万) 2,043.3 2,035.4 99.6 2,068.8 101.6 2,226.7 107.6
CO2排出量 電気 (kW) 1,414,554 1,249,659 88.3 1,511,934 121.0 1,615,274 106.8
LPG (m3) 21,768 21,055 96.7 22,159 105.2 21,099 95.2
都市ガス (m3) 8,371 8,695 103.9 8,069 92.8 8,162 101.1
灯油 (l) 5,375 5,069 88.4 3,463 68.3 3,164 91.4
車燃料 (l) 13,508 14,081 104.2 14,356 102.0 17,130 119.3
CO2換算 717,857.6 653,514.2 91.0 751,727.8 115.0 963,911.4 128.2
産業廃棄物排出量 (kg) 40,800 51,828 127.0 31,730 61.2 67,359 212.3
水使用量(m3) 4,610 4,803 104.2 3,938 82.0 3,576 90.8
新紙購入枚数 530,500 504,350 95.1 645,700 128.0 743,750 115.2
塗装不良率 2.09% 2.91% 139.2 2.30% 79.0 1.66% 72.2

(CO2換算係数は、2015年から変更)

2015年度のCO2排出量は、6-1で記載しました通り、大きく増加しました。上の表の通り、売上昨年比に比べ、電気、ガスなど主要な監視値は大差が有りません。CO2排出量のみ28%増と大きく増えてしまっています。これは、2015年度から換算係数を変更した影響と考えます。原発停止後、電気の換算係数が大きくなっていますが、今後はこれを考慮した取組が必要と考えます。

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2015年度の産廃総量
前年である2014年度は、下グラフの通りかなり少なくなった年でした。

15年で大きく増加しているわけは、@14年年末の大掃除での廃棄物を15年の年初にまとめて廃棄したA16年1月に菱江倉庫で管理していた工程を新工場へ移転する準備の為、再度不要物の処分をおこなったB近年再利用していた木材の一部を廃棄した事などの、複数のイレギュラーがあげられます。

水使用量は順調に削減できています。2014年度の改善が、2015年度は通期で効果を発揮しました。

紙購入数は年々増加していますが、新製品の受注が多くこれに伴う設計プロセスで必要になったことが原因でした。社内のIT化を進めて、減少できるように計画しています。 塗料不良率は、工程改善の結果、順調に目標以下でした。

グラフ

グラフ

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7. マテリアルバランス

事業活動におけるマテリアルバランスは以下の通りです。

マテリアルバランス

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8. 法令順守状況

8-1. 法令順守状況

当社に適用されます各法令条例に対する順守状況は、以下の通りです。

適用法令(条例) 確認日 遵守状況 適合・不適合
下水道法 特定施設該当 2015年12月水質分析 規制値以下 適合
大気汚染防止法 特定施設該当 2015年12月分析 規制値以下 適合
悪臭防止法 特定施設該当 2015年12月分析 規制値以下 適合
騒音規制法 特定施設該当 2011年2月設置許可申請受理 2011年3月東大阪市検査合格 適合
2010年7月測定(本社) 規制値以下 適合
2013年1月測定(三和) 規制値以下 適合
振動規制法 特定施設該当 (本社)騒音と同じ 規制値以下 適合
(三和)騒音と同じ 規制値以下 適合
産業廃棄物の処理及び清掃に関する法律 特別管理産業廃棄物該当(廃油) 2016年5月汚泥分析 マニフェスト適合 適合
規制値以下 適合
特別産業廃棄物管理 変圧器内絶縁油 特別産業廃棄物管理責任者設置(2008年5月)   適合
特別管理産業廃棄物看板設置(2008年5月) PCB微量含有廃油を特別産業廃棄物を特管産廃処分依頼(2014年12月)
東大阪市に届け出完(2015年6月)
適合
自動車排ガス規制 大阪府流入車規制条例 各新車両の選定時に適合車を都度選定 適合 適合
フロン回収・破壊法 フロン回収・破壊法 2015年4月法確認 空調機は使用中につき、フロンの充填、空調機の廃棄時に適正処理する。
社内の空調機の設置場所と設置台数の確認。
適合
8-2. 近隣よりの苦情

近隣より苦情はありませんでした。

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9. 2015年度の取り組み

9-1. 遮熱効果のあるロールカーテン

以前使用していたブラインドが古くなり、買い替えることになりました。
その際、遮熱効果のあるロールカーテンを選択しました。
適度に光が差し込み、外観的にもスッキリとしました。

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9-2. 掲示板による啓蒙活動

2015年度は工場のレイアウト変更に伴い、3S活動に大きく力を入れました。
特に全従業員が見る掲示板を活用して啓蒙活動を進めています。
又、3S活動で取り組んでいる活動が横展開できるものに関しても掲示板を使って事例を紹介しています。
3S活動の啓蒙活動は始まったばかりです。3S委員会はテーマ設定や事例紹介など様々な方法を使って社内啓蒙に取り組んでいます。

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9-3. 緊急事態訓練

織田電装では、塗装工程を行っていますので、緊急事態処理手順書に基づき環境緊急事態として、シンナー缶を倒しシンナーがこぼれたことを想定した訓練を今年も4月3日に実施しました。
合わせて、脱脂工程でPH値が異常値を示したことを想定した訓練も実施しました。

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    シンナーがこぼれた!
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    拡散防止。急げウエスバリケード
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    回収、回収
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    訓練を終わって、話し合い
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    PH値の異常発見、上司へ報告
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    流出防止の為、排水孔をふさぐ
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    環境管理責任者への報告、対処
9-4. 自販機入替

コカ・コーラ自販機を入替しました。
ノンフロン冷媒・LED照明・ヒートポンプなどを取り入れた環境にやさしい自販機です。

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9-5. IT化推進による紙の削減、場所の有効活用

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不要になった空ファイルの山です。

IT化推進により全社でチューブファイルをダンボール17箱分削減できました。
主に社内閲覧用図面、手順書、検査記録の保管、議事録などをPDF化し、社内LANで見えるようにしています。
IT化推進結果として、紙のファイルを置いていた場所が広く使えるようになり、自由に使えるスペースが増えました。
この取り組みが来年度以降新紙購入量削減に結果として表れてくると考えています。

9-6. リサイクルの推進
シンナーの再利用

塗装工程では必ずシンナーを使います。
用途は多岐にわたり、製品の洗浄、塗料の希釈、塗装ブースでのガンや工具の洗浄などです。
場内で繰り返し使った後に、洗浄能力が下がったシンナーをドラム缶で保管しています。
シンナーの廃棄は環境に対してもまたコスト面でもとても大きな負荷がかかります。
いろいろと調べた結果、使用済みシンナーを再生する処理業者があることがわかりました。2015年度からこの業者に処理を依頼することにしました。こうした取り組みを進める事で、資源の再利用が出来て環境負荷を削減し、尚且つ経営的にもコストの削減につながりました。

その他分別・リサイクル

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以前からおこなっていますゴミの分別、鉄スクラップ、アルミ缶回収、トナー・インクジェットカートリッジの回収、エコキャップ回収なども定着しています。

9-7. 啓蒙活動

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EA21 10周年記念大会in Osakaにて

2015年度は、色々な公式の場で当社の環境への取り組みを報告する機会を頂きました。以下に主なものを挙げます。

  • 平成27年10月1日開催「エコアクション21 10周年記念大会in Osaka」で、代表取締役 仁張正之は認証取得事業者として事例発表とパネルディスカッションパネリストとして意見を述べました。
  • 平成27年12月1日開催「中小企業者のための省エネ・省CO2セミナー」(おおさかスマートエネルギーセンター(大阪府・大阪市)主催)で、自社の取り組みを事例報告者として発表しました。
    大阪府のHPで、省エネチャレンジ事例として当社の取り組みを掲載頂きました。
    http://www.pref.osaka.lg.jp/eneseisaku/syoene_cyarenji/unyo-setubi-1.html
  • 近畿経済産業局の「平成27年度工場・事業場における省エネルギー取組事例集」に当社の取り組み事例が掲載されました。また、この取組事例集は、近畿経済産業局のHPにも掲載されました。
    http://www.kansai.meti.go.jp/3-9enetai/energypolicy/details/save_ene/shoenejirei2016.html
  • 平成27年度環境省事業「中小企業の環境人材育成を支援するモデルプログラムの開発に関する検討会」の検討会委員に中小企業経営者の立場で代表取締役 仁張正之が就任しました。

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10. マネジメントレビュー

10-1. 経営者による全体評価

2015年11月9〜10日に実施したエコアクション21更新審査、2015年11月20日に実施したQMS/EMS定期マネジメントレビューを中心に全体評価をおこないました。

2015年度売上は22.2億円、過去最高の売上を更新しました。新規開拓も堅調に進みました。生産については前年度売上ですでに社内生産能力を大きく超えているため、売上増加分は委託加工量の増加に直結しました。受注は順調でしたが、生産体制はそれにうまく適応できず、超過労働時間数やクレーム件数が増加してしまいました。また改善提案・小集団活動・3S活動からなる全体活動が低迷してしまいました。

エコアクション21更新審査では、知的資産経営報告書2015発行、第6次中期計画(2015年‐2017年)、年度目標を示し、品質向上による環境にやさしい企業として今後の方針を示していることなど3項目について、“優れている点”としてコメントを頂きました。他方、品質活動と環境活動が重なり合った経営マネジメントシステムが有効なツールとして活用しているが、記録類の重複や類似性が見受けられ統合や見直しの余地があることなど、改善の機会が3点ありました。

2015年度の環境目標達成状況は原単位で比較して、CO2削減、産業廃棄物削減、新紙使用量について目標値に届きませんでした。汚泥・シンナー廃棄量、紙リサイクル、水使用量、塗装不良率については目標値をクリアしました。個々の項目について分析をすすめました。

10-2. 次年度に向けて(見直しの結果)

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2016年は、第6次中期計画(2015-2017)の2年目となります。当社は2011年に内製化重視の生産から内製+委託加工を示す“ハイブリッド生産”に転換しました。その元年が2012年度となります。
2015年度からは、2012年度の実績値を基準として環境目的・目標値を策定しました。次年度も当社の「品質活動と環境活動が重なりあった経営マネジメントシステム」を有効なツールとして認識し、日常の生産活動の内容や業務に沿って環境改善に効果があがる取組みを進めます。

  • 「ハイブリッド生産にミガキをかける」方針のもと、社内生産能力を増強する為に新たに新工場を平成28年1月より稼動開始します。新工場立上げにあたっては環境方針に沿ったモノ作りを目指します。
  • 更新が必要な設備については省エネ対応、エコ対応機種を選定します。具体的には複写機(複合機)、サーバー(コンピューター)、トラック(社用車)、社内通信機器等を検討します。
  • 品質の安定化、生産性の向上に対して、目標値を定め、継続的に改善に努めます。そのために全体活動(小集団活動、改善提案、3S)を計画的にすすめます。
  • 生産現場のIT化を進める取組みが2015年度から始まっています。2016年度にはその効果が数値として表れると期待しています。

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11. その他の取り組み

その他の取り組みとして、仁張工作所が継続して取り組んでいることを以下に記載します。

11-1. 非常事態訓練

今年も消防署にご協力いただき、12月10日に消火訓練を行いました。
ありがとうございました。

本社組立エリアで火災が発生。
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11-2. 太陽光発電
三和工場太陽光ソーラー発電

2014年3月より三和工場に太陽光パネルを設置・稼動しました。
2015年度の発電量は以下の通り、年間50,815kw、CO2換算すると18,598kg-CO2でした。
CO2を消費するだけでなく、エネルギーを生み出していく活動は今後も継続していきます。

  年間量
発電量(kw) 50,815
CO2換算(kg-CO2 18,598
CO2換算(kg-CO2
原単位(売上百万当たり)
8.35

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11-3. 地域との係わり
恩智川遊歩道清掃及び三和工場周辺清掃

世界環境デーに合わせて、地域との係わりとして、本社工場裏の恩智川遊歩道と三和工場周辺の草刈り清掃を行っています。毎年、恒例の活動となりました。

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11-4. 全体活動・啓蒙活動
11-4-1 3S活動

当社では毎朝仕事に取りかかる前に3S活動をしています。

私たちは、美化も環境へのアプローチだと考えています。3S活動を通して、工場の美化にも取り組みました。

仕上棟横にある花壇は社長が自ら丹精込めて手入れをしています。

その他社長の取り組みは社長ブログでも発信しておりますので、機会が有ればご覧ください。

社長ブログ
http://www.nimbari.co.jp/shacho/index.htm

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    毎月テーマを決めて、掲示
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    細かいものは1斗缶にまとめてスクラップ
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11-4-2. 小集団活動
年/件数 目標 登録 解決
2013年 39 41 42
2014年 39 44 34
2015年 36 34 28

小集団活動は登録件数と比較し、解決件数が低いですが、取り組んでみたものの、解決に至らなかったもの、形を変えてリトライしたものが含まれます。

毎年8月に来賓を招いて全社で事例発表会を行い、他のグループがどのように解決に至ったのか勉強しています。

事例発表の様子
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11-4-3. 改善提案活動

改善提案は下記結果となりました。

2013年 1,195件 30,644,000円
2014年 1,198件 37,469,000円
2015年 982件 31,013,000円

件数、効果共に成果が得られたと考えます。

グラフ

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11-5. 社内蒙活動
11-5-1. 委託加工先様への啓蒙

委託加工先様での生産が重要度を占める当社において、環境の活動を進めるに当たり、委託加工先様のご理解とご協力が不可欠になっています。昨年の環境活動レポートでも報告致しましたが、2015年度も引き続き委託加工先定期監査の場で、当社の環境方針を伝えご理解を頂きました。

その上で監査においても環境面での監査を行い、環境活動の取り組みをお聞きしました。
昨年は、新しくエコアクション21の仲間になられた企業様がありました。

今年の評価でも昨年より環境への意識が高くなっているなと思われる企業様もあり、今後も啓蒙につなげたいと思います。

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11-5-2. 社内啓蒙活動

環境活動に標準をあわせた自社内啓蒙活動を行っています。

2015年度も環境月間に環境ポスターを募集し、社員の環境意識を高めました。
毎年のことですが、今年も社員のご家族の協力もあり、お子さんやお孫さんの作品やモデルとなっての登場などほほえましい作品も多く応募されました。
ご家族もこれを機会に環境への意識が高まることを期待しています。

一次選考を通過した17点が下の写真です。
社員の投票によって金賞・銀賞・銅賞が決定します。
金賞に輝いたポスターが右の写真です。

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あとがき

2015年度版環境活動レポートを作成するにあたり、従来からの基本方針であるPDCAの流れがわかり易いことをより進めた2014年度版の構成を踏襲しました。

また、出来るだけ各項目を1ページ完結にする当社の環境活動レポートの特徴も環境コミュニケーション大賞の評価の中で良い点という評価を頂いておりますので、当社の特徴として残しております。

2014年版では、各ページの片隅に当社の製品でTeppan factoryで販売していますグッズ「アニマルズ」の動物シルエットを載せました。今回、2015年版を作成するに当たり、過去の環境活動レポートをご覧頂いた方に「そもそも仁張工作所って何をしている会社?」という疑問があるのではということから、基本的な会社の説明が抜けていたのではという気付きがありました。そこで、この2015年度版では、会社概要の最初に当社の会社案内をさせて頂きました。また、所々に当社の製品の写真も載せましたので、このような製品を製造販売している会社だということをご理解いただければ幸いです。今後もよりわかり易いレポートになるよう努めてまいります。

最後までお読みいただき有難うございました。

なお、2016年度版環境活動レポートは、2017年7月発行予定です。

株式会社仁張工作所
環境管理責任者 宮本一郎

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