2003.07.20 『仁張工作所と異業種交流』が会報で紹介
東大阪市は、中小企業の街、ものづくりの街として知られています。
伝統的な技術を持つ8千余の中小企業からなる産業エリアは、新しい技術や産業に強かに係わり、その発展に重要なる役割を果たしていることでも知られています。
このような東大阪市は、その特性より、以前から異業種交流が盛んな地域です。
強い専門性や高い技術を持っていても、企業独自ではそれをどの様に活かし、企業や地域の発展に結びつけるかが課題であり、そのために行政等の起案による異業種交流グループ活動によりその可能性を引出す試みが盛んに行われ、各企業が積極的に参加し、自社の専門分野を活かすことができると共に、新しい可能性を求めて(また社の革新のために)積極的に活動する状態が続いています。
いま東大阪市には、多くの異業種交流グループがあり、それぞれの特徴を出して活動しており全国的にその名前が知られているグループも有ります。
仁張工作所は、平成12年度の東大阪市経済部工業課の異業種グループの立ち上げ計画に参加し、同時に参加した企業の中から10社で異業種交流グループ「テンメイツ」を結成し、新規商品の開発や新規事業開拓を目標に活動を始めました。
テンメイツは東大阪市の支援とカタライザーの指導を2年間受け、平成14年4月からは自主運営に移行しました。
その間に種々の商品アイデアや事業化計画案が生まれましたが、その中から環境汚染防止に寄与し、未利用資源の活用に繋がるテーマとして「一般家庭から出る廃食用油の回収と、未利用資源としての活用方法の開発」をテーマに研究を続けることしました。
板金を本業とする当社が、異業種交流グループ活動によって、廃食用油をシステム的に回収する手段を研究し、それを石化資源に代わる再生可能資源として利用することにより、資源エネルギーの節約と地球環境への廃棄物負荷の低減を図ろうとし、更にこのことが地域の産業創出に繋がる可能性を有していることに、喜びと誇りをもっています。

一般家庭からの廃食用油の回収をシステム的に行うためには、官民一体となったシステム造りが求められますが、その完成に向けてテンメイツが中心的な役割を果たすための研究を行っています。

廃食用油の回収には回収機器が必要ですが、仁張工作所は板金技術を活かして廃食用油回収装置の開発も担当しています。
廃食用油を未利用資源として活用する研究は大学の研究室と共に進め、新しい素材を生成する原材料としての確かな可能性が確認されたことから、更に工業化への研究を進めています。
そのため、異業種交流グループ「テンメイツ」は残したまま、活動の拠点として(有)テンメイツを発足させました。
私たち中小企業が
新規産業創出による地域経済の発展への貢献、新市場の開拓
地域産業の活性化
研究成果がもたらす地域内の新規雇用
など大きな夢と目標をもち、その実現に向けて活動できるのは、まさに異業種交流グループ活動です。
今後も一層異分野に於ける活動を広げたいものです。
投稿日:2003.07.20
