環境活動

  

仁張工作所の“ 環境 ”へのこだわり

私達は、板金加工の事業活動に、環境に影響する項目があることを認識しており、『 環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、
EMSの維持と継続的改善を図ることによって、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動に取り組んでおります。

株式会社仁張工作所 (認証・登録番号 0000049)
対象期間:2009年12月21日〜2010年12月20日

2010年度環境月間最優秀ポスター

2010年度環境月間最優秀ポスター
 (総務経理部 轡田 純一さんの作品)

2011年03月20日
株式会社 仁張工作所

I. 2010年度 環境活動レポート 発刊にあたっての社長コメント

代表取締役 仁張正之

2010年夏の平均気温は観測史上最高値を記録するなど、地球環境に対する危機意識は更に高まりつつあります。

仁張工作所は、2003年よりエコアクション21の認証登録を受け、地域にあてにされる中小企業として『品質を良くすることは、環境にもやさしくなる』を社内で共有するスローガンの下、持続可能な生産活動を目指しております。

2010年の生産活動におきましても、財団法人省エネルギーセンター様による省エネ診断を受けるなど、環境活動のアドバイスを頂き、コンプレッサーや複写機の更新時には、インバーター制御等の省エネ機種選定など取組んで参りました。

他方、リーマンショック後の受注獲得では、新規開拓や新しい仕事への挑戦で、従来とはやや異なる生産変動や新しい生産への取組を行う必要があり、環境目的・目標に対する成果は厳しいものとなりました。

仁張工作所では、月次で環境に関わる諸データを収集し、PDCAを繰り返しまわし続けることが大切であると考えます。ここに2010年度の環境活動の結果をまとめ報告します。

尚、当社の環境活動レポートが、大阪府中小企業家同友会環境部による『エコフェスティバル』で「エコフェスティバルプロフェッショナル賞」をEA21取組み会員企業と大阪カウンセラー協会の選考審査で決定受賞しました。

2011年3月20日
代表取締役 仁張 正之

II. 経営理念、環境方針、及び品質方針

経営理念

  1. 私たちは板金加工(塗装含む)を通じて良い商品を社会に提供し、安全で快適な生活空間を創造します。
  2. 私たちはお客様の満足を通じて仕事に誇りを持ち、より良い生活を実現し、働きがいのある会社づくりに努力します。
  3. 私たちは常に新しい板金加工技術(塗装含む)について積極的に学び自分たちのものとし、共有化することによって技術レベルの高い信頼される会社を目指します。

環境方針

株式会社仁張工作所は、板金加工を通じて顧客に提供する全ての事業活動において、環境に影響する項目があることを認識し、エコアクション21ガイドライン2009年版に基づいた『環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、EMSの維持と継続的改善を図り、顧客や地域から信頼される経営理念追求型企業として、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動を展開します。

  1. 現在及び将来の事業活動において環境影響を捉え、事業活動に見合った環境目標を定め、継続的な改善と環境の維持改善に努めます。
  2. 適用される法的及び当社が同意するその他の要求事項を遵守します。
  3. 設定した環境目標達成に向けて、EMSの運用状況を把握し、経営者による全体の評価と定期的な見直しを行い、継続的改善に取り組みます。
  4. 環境負荷を低減するため、省資源、省エネルギー、廃棄物の削減、環境負荷の低減に努め、作業の効率化を推進します。
  5. 環境マネジメントシステムで必要な事項は、文書化し、実行し維持する。
  6. 環境にやさしい製品開発をすすめ、グリーン調達適合製品を送りだす。(改2)と共に当社で使用する物品は、出来る限り、グリーン調達適合品を調達する。(改3)
  7. 組織で働く全ての人が環境方針を共有し、EA21EMSの要求事項に沿った活動を推進します。

この環境方針は、社外に公開します。

2003年10月01日 新規
2010年03月21日 改3
株式会社 仁張工作所
代表取締役 仁張 正之

品質方針

品質に責任を持ち、顧客の信頼に応える。

III. 組織概要及び推進体制

事業社名

株式会社 仁張工作所

エコアクション21ガイドライン対象範囲と所在地

本社及び本社工場 〒578-0921 大阪府東大阪市水走3丁目14番6号
URL:http://www.nimbari.co.jp/
仕上棟 〒578-0921 大阪府東大阪市水走3丁目8番28号
菱江倉庫 〒578-0984 大阪府東大阪市菱江3丁目12番38号
三和工場 〒620-1442 京都府福知山市三和町千束814
関連会社 織田電装株式会社(所在地は叶m張工作所本社工場内)

環境活動担当者の連絡先

環境管理責任者 品質保証部長 作田 正昭
連絡先 TEL:072-962-2831  FAX:072-963-4183
E-mail:sakuta@nimbari.co.jp

事業規模(2011年3月20日現在)

(社員数は、役員・正規・嘱託・雇用延長・パート社員を含む)

<表1>
事業所名 社員数 敷地面積 延べ床面積
本社及び本社工場 71名 1,456u 2,612u
仕上棟 337m² 653m²
菱江倉庫 661m² 336m²
三和工場 13名 3,570m² 1,023m²
織田電装 10名 (株)仁張工作所本社屋内

事業内容(認証・登録範囲)

精密板金加工製品、別注スチール製家具・什器、箱物板金加工製品の製造

推進体制

この体制は、2011.3.20現在です。

※EA21/ISO9001は、上記組織の責任者が推進責任者として活動しています。
※EA21/ISO9001の推進事務局は、品質保証部が担当しています。
※関連会社は、2007.11.21から本社製造部長が管理を兼務しています。
※菱江倉庫は、1階部分は倉庫2階部分は仕上課作業(2011年4月20より)
※2010.12.21組織変更:本社製造部の機械課と組立課を機械組立課に統合
機械組立課の下部組織は、NCグループ・折曲グループ・組立1グループ・組立2グループ(新設)
仕上課の下部組織は、仕上1グループ・仕上2グループ (新設)

VI. 経営理念追求型成果目標管理の推進

当社は経営理念追求プロセスとして、「経営会議」を頂点に、部長会議、生産会議を推進体として位置付け、「中長期戦略的経営計画」 → 「年度基本計画による会社目標 」→「部成果目標」から、「課成果目標」 → 「個人成果目標」へと展開しています。

この中に「環境目的・目標」も掲げてエコアクション21ガイドラインの活動を推進しています。
推進は、毎月の部課推進状況を社長自らが確認し、次月の取組みを共有化、即ち、PDCAを回す総合マネジメント活動としています。

1. 2010年度成果目標推進結果

2010年度の結果は、限界利益と改善提案効果金額は成果がでたが、品質クレームと環境目標は、達成できず課題を残した。

<表2>
番号 取組項目 評価指標 目標 実績
1 限界利益 53% 51.2%
金額 530 百万円 603 百万円
2 クレーム削減 件数 48件以下 127件
3 全体活動 改善提案活動 効果金額 17,160 千円 22,747 千円
5S活動 自己評価点5点満点 4.0 3.57
小集団活動 テーマ解決件数 48テーマ以上 20テーマ
4 環境目標(※) CO²排出量の削減 生産高原単位
kg-CO²/百万円
475 535
水使用量の削減 生産高原単位
m³/百万円
3.12 3.69
廃棄物の削減 生産高原単位
kg/百万円
31.9 46.68
塗料不良率の削減 2.50%以下 2.66%

※環境目標については、V.環境負荷削減への取組みにて詳細報告しています。

2. 成果目標管理を支える全体活動

@ 改善提案活動

A 3S活動

当社では3Sが仕事の基本ととらえ、各職場ごとに年に4回、5点満点で評価を実施しています。
昨年度までは5Sであったが、現状のマンネリを打破し更なるレベルアップを目指して見直した。
それらの評価点を合計し、平均化したものを会社全体の3S活動評価指標としています。
2010年度の評価結果を<表4>に示します。

<表4.2010年度の3S活動成果(各項目を5点満点で評価)>
評価日 整理 整頓 清掃 総合 目標
2010.03.20 3.18 2.98 3.27 3.14 4.00
2010.06.20 3.68 3.45 3.71 3.61 4.00
2010.09.20 3.44 3.22 3.39 3.35 4.00
2010.12.20 3.56 3.38 3.78 3.57 4.00

始業前の3S活動
2010年度は活動自体を見直し、5Sから3Sへと活動を変えました。
毎朝始業前に自分たちの持ち場を清掃する事から1日が始まります。

V. 環境負荷削減への取組

2007年中間審査で、環境データを原単位で見ることが必要と指導を受け、2008年度から目標値を生産高100万円を1原単位として設定したことで、環境負荷増減を正しく捉える事ができる様になった。

これを機に過去データを原単位に置き換え、過年度からの環境負荷状況を分析の上、2010年度の目標を設定した。

1. 事業活動のマテリアルバランス 2010年度(2009年12月21日〜2010年12月20日)

2. マテリアルバランスにおけるインプットデータの推移

当社の資源投入物質は、原材料の鉄板・ステンレス板、塗料・シンナー類があり、エネルギーとしては電気、LPG、都市ガス、灯油、製品輸送用の車燃料があります。
その他にも塗装前処理工程における洗浄用水、及び生活用水が挙げられます。2004年からの推移を<表7>にまとめました。(2010年の太字は前年比増を示す)

<表7. 年次総資源投入量>
  2004
年度
2005
年度
2006
年度
2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
主材料 鉄板(t) 1,564 1,458 1,716 1,685 1,246 1,210 1,201
ステンレス板(t) 123 92 89 111 117 86 110
塗料(t) 30.2 25.1 20.1 32.4 30.2 31.5 30
シンナー(L) 14,444 13,920 14,641 17,376 17,452 16,648 23,432
エネルギー 電気(kWh) 991,329 975,679 977,395 1,032,725 1,016,299 1,040,600 1,224,488
プロパンガス(m³) 20,898 22,088 21,145 21,233 20,824 17,865 20,783
※都市ガス(m³) 0 0 0 0 0 1,586 6,254
灯油(L) 6,996 7,721 6,730 6,734 5,945 4,281 3,560
車燃料※ ガソリン+軽油(L) 10,405 10,616 11,811 11,197 11,673 11,705 9,810
水(m³) 3,724 4,069 4,834 4,580 4,059 3,534 4,609
年間生産金額(100万円) 1,287 1,262 1,269 1,436 1,238 1,076 1,178

※都市ガスは、仕上棟使用開始2009年5月から、従ってベンチマークは2010年実績とします。

3. 目標達成のための取組み

2004年度からの活動で、環境記録がデータとして蓄積しています。このデータを生かし、
2010年度も「環境目的・目標」を設定し、ターゲットを絞って改善活動を進めました。

@電力の節約 (2009年度原単位比:+4.6%)

夏場は空調機稼動により使用量がピークになります。そのために3つの改善活動を進めました。

  • *空調温度管理は社内ルールを決めて実施
  • *チャレンジ25に参加しクールビズ・ウォームビズを実行。
  • *電気使用量をデマンド管理を実施、警報発報時空調を切る活動。

また、2005年夏に本社3階の空調機を電気からGHP(ガスヒートポンプ)切り替え、さらに2009年の仕上棟建設でもGHPを選定しました。(都市ガス使用)

A水の節約  (2009年度原単位比:+13%)

2006年下期より取り組んでいる、「塗装前処理の水洗水削減の水抜き穴の設計織り込み」を継続実施しました。(グラフ5.12.を参照ください)

BVOC削減 (2009年度比: +10.8%)

2010年も、塗装不良による「再塗装の塗料・シンナー使用量削減」に取り組んだ。

2010年より、一部製品に紛体塗装開始(顧客要求品質対応)

塗装職場における3S徹底などの環境改善活動も実施しました。

Cグリーン調達適合品への取組

当社オリジナルのN-forme製品(例:貴重品ロッカー)を環境にやさしい製品にするため、技術課が取り組んで、グリーン調達適合製品の開発を行いました。

4. 環境負荷実績値の推移

当社では環境への取組みの効率性を把握するため、環境負荷を生産高で除した値を原単位を使用し、評価。当社の環境目標の実績を<表8>に示します。また、環境目標を策定する元のデータとして、電力使用量、LPG、都市ガス、紙使用量と裏紙再使用率、及び塗装のデータを@〜Dに示します。

<表8. 環境目標の実績の推移(11年は目標)>
  単位 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年(目標)
CO²排出量原単位 kgCO²/百万円 293 292 295 275 449 497 535 508
産業廃棄物原単位 kg/百万円 25.97 27.54 20.52 29.67 31.42 33.62 48.68 46.24
水使用量 m³/百万円 2.91 3.20 3.92 3.21 3.35 3.28 3.69 3.12
新紙使用 枚/百万円 208 273 284 214 289 269 321 -
塗料不良率 - 4.01% 1.47% 1.35% 2.51% 2.56% 2.66% 2.5%

CO²排出量の計算において電力の換算係数は0.366。
またLPG、ガソリン、軽油、灯油の換算係数を2008年度より適正化。

@ 電力

電力使用量の年度別・建物別・月次使用量を<表9>と<グラフ6>と<グラフ7>にまとめた。

<表9. 建物別年次電力使用量の変化(単位Kwh)>
  本社 仕上棟 第二 菱江倉庫 営業 三和 合計
05上356,7475,169495-8,58868,830439,829
05下427,39927,146742-8,30583,588547,180
06上296,4526,051661-7,96172,266383,391
06下408,71521,4263,162-7,54286,324527,169
07上376,88520,5694,363-7,37382,801491,991
07下397,85619,9881,96314,3567,44195,668537,272
08上334,73521,201-11,7788,15377,645453,512
08下440,20516,556-16,7467,68183,540564,728
09上413,26116,445-12,3767,92488,630538,636
09下391,32814,682-10,4307,55677,911501,907
10上419,14319,889-4,4792,16979,550525,230
10下546,17022,236-5,1812,236123,435699,258
  1. 主たる倉庫機能を07年下期より、第2ヤードから菱江倉庫へ移しました。この事で第二ヤードは売却し、電力使用は菱江倉庫へと移りました。
  2. また、仕上棟を2009年に建替え、8月より使用を開始しました。これに伴い菱江倉庫での作業を仕上棟に集約しました。 このことは菱江倉庫の電力使用量で見ますと、09上の12,376kWhに対し、10上は4,479kWhへと大きく減少していることからも明らかです。
  3. 本社工場の電力使用量は、08年7月にレーザータレットパンチプレス複合機(EML)を導入した事で大幅に増えました。その事が全体の電力量(及びCO²排出量)を底上げしています。
  4. 2010年期首より営業棟使用中止し、電気などの削減を実施。(営業課・品証部を本社・仕上へ)
    これにより、営業棟の電力使用量が大きく削減。(<グラフ7>参照)

A LPG(プロパンガス)

塗装工程のLPG(プロパンガス)使用量年次変化を、<グラフ8>に示す。 (単位m³)

プロパンガスの使用については、大半は塗装工程の前処理液加温と水切り乾燥用です。
製品の水抜き改善を進める事で、水切り乾燥のエネルギー削減の効果が得られました。

プロパンガス使用量建物毎の年次の変化を、<グラフ9>にまとめた。2010年営業棟で大きく削減。


B 都市ガス

2009.7.25〜本社前倉庫は取り壊し、新たに仕上棟を建てました。
(仕上棟の空調は都市ガス仕様のGHP2台を設置しました)

<表10. 都市ガス使用量(m³)>
  2009年下 2010年上 2010年下
仕上棟 1,586 1,937 4,317

C 紙使用量と裏紙利用率

紙使用量と裏紙再利用率の状況を、<表11>にまとめた。<グラフ11>に目標と実績を示す。

<表11. 紙使用量の年次変化(単位千枚)>
  2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
新紙 266 345 356 305 350 289 389
裏紙 140 228 224 221 240 245 281
裏紙比率 52.6% 66.1% 62.9% 72.5% 68.6% 84.9% 72.4%

※紙使用量は、2006年生産管理システムによる工程指示書発行で大幅に増加した。 各工程に発行する生産指示書や現品票もカウントされている。(2005年から)

D 塗装

塗料不良率の推移(塗料不良率:塗装不良による再塗装に使用した塗料の量を率で表しています)

塗装前処理の水使用量(半期毎の変化)
2007年から水抜き穴の工夫で削減してきたが、2010年度は、新規製品などの変化で、使用水量が増加、2011年削減の活動が必要。
(塗装前処理水使用量把握のため、2005年5月に量水器設置)

5. その他環境負荷

<表12. 年度別環境負荷状況>
負荷 大気への排出物質 有害物質
トルエン キシレン エチルベンゼン 6価クロム(鉛の中に含有)
総量(kg/年) 総量(kg/年) 総量(kg/年) 総量(kg/年) 総量(kg/年)
04年2,445395.4315.023111.20
05年1,650491.4315.3244.341.31
06年1,085533.9187.6215.941.43
07年1330552.1123.7197.636.35
08年905426.2192.6101.018.72
09年758402.1188.9105.519.85
10年791349.3262.1142.330.96

2010年の鉛(6価クロム含む)の増加は、顧客指定塗料を使用する製品が09年より増加

6. 廃棄物とリサイクル量

<表13. 廃棄物量とリサイクル量の年次推移>
  項目 処分先 04
年度
05
年度
06
年度
07
年度
08
年度
09
年度
10
年度
廃棄 汚泥
(塗料カス)
(Kg)
委託契約業者 11,400 19,200 13,240 20,800 15,800 14,400 13,800
廃棄 廃油
(廃シンナー)
(Kg)
委託契約業者 2,470 3,560 6,270 6,080 8,930 8,360 12,920
廃棄 一般ゴミ
(Kg)
東大阪
清掃事業
13,800 6,450 6,260 13,300 9,400 9,400 9,400
廃棄 産業廃棄物
(Kg)
委託契約業者 - - - 6,000 4,000 4,000 10,780
廃棄 木くず
(Kg)
東大阪
清掃事業
5,600 5,770 0 2,850 0 0 12,000
再利用 ダンボール+OA紙
(Kg)
売却 2,850 9,051 9,020 8,580 13,840 11,387 11,598
再利用 鉄くず
(Kg)
売却 164,076 146,110 170,640 185,780 185,750 145,560 235,190
再利用 ステンレス
(Kg)
売却 13,955 10,287 15,478 10,152 11,090 8,910 12,950

2010年の木くずは、木製パレットをブラ製に変更(工場3S活動)による発生

7. 取組結果の評価及び2010年度の取組み

<表14. @2010年度取組み結果と評価>
  項目 結果 評価
1 CO²排出量削減 目標原単位480Kg/月に対し、535Kg/月の排出 新規製品製造の習熟などで電気使用量が増加し達成出来ず。
2 廃棄物の削減 ・紙リサイクルの推進、目標10,800Kg/年に対し、11,598kg 目標を達成できた。しかし、今後はリサイクルに出す量自体を削減できるような取り組みが必要ではないか?
・新紙使用枚数260,000枚/年以下目標で実績は388,621枚/年 達成できず。新規製品の受注や、注文自体の小口化が主な理由としてあげられる。
・裏紙使用率85%以上を目標にして、72.4% 達成出来ず。
3 水使用量の削減 目標原単位3.12に対し3.69 新規製品などで、製品の構造が変化し達成出来ず。
4 不良塗料量の削減 目標2.5%以下に対し、2.66% 達成出来ず。上期は1.93%で目標達成できていたが、下期に熟練者の退職と、新人が入った事で塗装不良が増加したが、一過性と捉えている。
<表15. A2011年度の取組み>
  項目 取組み内容
1 CO²排出量削減 原単位で2010年比-5%の508kgを目指す。
2 産業廃棄物の削減
  • @紙リサイクルの推進(ダンボール紙、用紙類)10.8t/年
  • A裏紙用紙使用率85%以上
  • B新規リサイクル品を選定する。
  • C社内IT活用で文書/記録配布を削減する。
3 水使用量の削減 塗装工程で「水抜き穴設計」により削減していきます。原単位で2010年比-15.6%の3.12を目指す。
4 化学物質使用量の削減及び製品の環境配慮の推進 ・化学物質使用量を把握する仕組み構築し実施
・作業改善を進め、塗装不良率:2.5%以下にする。
・グリーン購入推進及び環境配慮型製品リリースの推進

VI. 環境法令遵守状況

<表16. 環境法令遵守確認結果>
適用法令(条例) 確認日 遵守状況
下水道法 特定施設該当 2010年12月水質分析 規制値以下
大気汚染防止法 特定施設該当 2003年12月分析 規制値以下
悪臭防止法 特定施設該当 2003年12月分析 規制値以下
騒音規制法 特定施設該当 2008年11月設置許可申請受理 2009年1月東大阪市検査合格
2008年11月測定(本社) 規制値以下
2009年11月測定(三和) 規制値以下
振動規制法 特定施設該当 (本社)騒音と同じ 規制値以下
(三和)騒音と同じ 規制値以下
産業廃棄物の処理及び
清掃に関する法律
特別管理産業廃棄物該当
(廃油)
2008年11月最終処分場確認
2010年11月汚泥溶出
マニフェスト適合
規制値以下
特別産業廃棄物管理   特別産業廃棄物管理責任者設置(2008.5)
特別管理産業廃棄物看板設置(2008.5)
大阪府流入車規制   適合 
フロン回収・破壊法 空調機に該当 2010年12月法確認 空調機に使用中につき、廃棄時に適正処理する

確認方法

  1. 環境六法(H18年度版)やHPで、環境関連法規等による確認
  2. 東大阪市環境部に出向いての、環境届類の再確認
  3. 三和工場の振動騒音は2009年11月に、社内で測定実施
  4. 織田電装の塗装前処理排水の水質分析を第三者に依頼して実施

環境法令及び条例違反は確認結果の通りありません。

その他

近隣及び顧客よりの環境関連法規等の苦情もありません。

VII. その他の環境への取組み

1. 社内に向けて

  1. 6月環境月間、環境月間の由来と当社が取り組む理由を全部課で朝礼により啓蒙しました。
  2. 環境月間に、全社員対象に「環境ポスター」を募集し、優秀(金・銀・銅賞)作品の表彰をしました。
    ポスターは、2005年44点 2006年104点 2007年67点 2008年108点 2009年58点 2010年のポスターは44枚と枚数こそは減りましたが、その分中身の濃いものが集まりました。
    (環境活動レポートの表紙に掲載のポスターが2010年度最優秀作品です)
    このポスターは、社内に掲示し、来場のお客様から高く評価されています。
    また、ポスターは縮小印刷し活動記録としてアルバム保存しています。

このような環境月間啓蒙ポスターを作成し、場内に掲示しました。

2. 社内教育

EA21:2009改訂版の説明会の実施

2010年4月以降、社内で規格に係わる人の為に説明会を設けた。


パート、アルバイト教育

  • ・2010年4月12日、社長を初め部長、課の責任者。
  • ・2010年6月05日、内部監査員への教育。
  • ・2010年12月10日、パート・アルバイトへの環境啓蒙も含めた教育。


消防訓練

2010年11月16日 消防署のご協力を得て、実施した。


省エネ診断

省エネ診断
2010年2月22日受信
省エネ診断士による社内巡回を受け、改善点を指摘いただいた。

3. 地域活動

環境月間と地域活動への取組
  1. 毎年行なっている6月の全国環境月間に合わせた活動を本年も実施しました。
  2. 私たちの会社は地域あっての会社であり、地域貢献も大切な活動です。
    そのため2004年度から続けている、本社工場東側にある恩智川遊歩道の雑草取りと清掃を2010年度も環境月間に実施しました。併せて、三和工場周辺も実施しました。
    また、6月だけでなく操業開始前には、工場内と周辺の清掃を毎朝実施しています。
活動記録: 【本社東側の恩智川清掃】2010.06.05実施

6月5日環境月間 今年も清掃活動しました。通りかかった散策中の住民さんから、ご苦労様と声を掛けられました。 嬉しいで〜す!これからも毎年続けます(本社工場)

活動記録: 【三和工場周辺の清掃】2010.06.06実施

仁張工作所 三和工場清掃風景

8月6日 打ち水作戦

東大阪市提唱の活動に当社も参加しました。

4. 寄付

社内で始めたボランティア、寄付

  • ・会社の総務経理部入り口に募金箱を設置し、工場内での落とし物などは募金しています。
  • ・ペットボトルキャップ回収
  • ・ジュースのプルタブ回収
  • ・使用済みインクカートリッジ回収(リサイクル業者を通じて、売り上げ金がNPOへ寄付されます)

5. 植樹

改善提案件数は、2001年12月21日起算2007年5月18日に累積5000件達成!
2010年2月20日に累積7500件を達成しました。
本社玄関左に記念植樹として、5000件には“紅梅”を 7500件記念に“白梅”を植えました。
(頁2に開花した紅梅と白梅の写真を掲載しています)

仕上棟のフリースペース北側の一角を利用し、
季節の花々を植えることで、
社員の休み時間の憩いの場にもなっている。

VIII. 社長による全体評価と見直し結果

2008年9月のリーマンショック後の世界不況の影響は、仁張工作所にとっては2009年12月度に底値を示し、その後回復傾向を示しました。

  • ・2010年度期首にあたっては、厳しい見通しのもと、営業棟使用を控え営業課と品質保証部がそれぞれ本社工場、仕上棟に移動しました。また第2ヤードを2月に売却、菱江倉庫の活用開始と電力使用面で大きな変化がありました。
  • ・CO²排出、電力使用量、水使用量、紙使用量、プロパンガスいずれも総量で目標値に届きませんでした。また売上原単位で比較した値も改善しませんでした。原因として、景気回復後の回復局面のなか、従来の顧客からの受注量が減り、新規の顧客と製品が増えたことが大きいです。
    その理由として、新規顧客・商品の生産立ち上げには慣れない事による“手間”が増加すること、溶剤塗装のほかに粉体塗装開始したこと(焼付け温度上昇)、技術課出図図面の増加などがあげられます。
  • ・月別の受注量変動にも苦慮した年になりました。最少7500万から最大1億5500万までの変動があり、特に最大受注量の場合など効率や生産性を悪化させてしまいました。
  • ・夏季の猛暑は電気使用の最大値を更新しました。デマンド管理をして最盛期を乗り切った後の9月後半に更新してしまったことは残念でした。

次年度に向けて

  • ・新紙使用量削減については目標設定を行わないことにしました。新規製品受注などにより製作指示である、図面が必要でこれに左右されるため削減目標は実態に合わないと考えました。裏紙使用率については現状レベルを維持します。
  • ・不動産建物変化や2010年更新審査のアドバイスを受けて、菱江倉庫を新しくサイトに登録しました。

これらを踏まえて、2011年度CO²削減目標は2010年比5%削減を始めとする環境目的・目標推進計画を策定し、継続的な活動を推進します。

2011年3月20日
代表取締役  仁張正之

IX. 事務局より

このレポートは、中央事務局さま、当社ホームページ、社内閲覧により公開しています。
この“2010年度環境活動レポート”を読まれた方々より、ご意見を頂けれは幸いです。

株式会社仁張工作所
環境推進事務局

エコアクション21ガイドライン 2009年版
名称 2010年度環境活動レポート
発行日 2011年03月20日(版0)
発行者 株式会社仁張工作所
作成者 品質保証部(環境推進事務局)
責任者 品質保証部長 作田 正昭
E-mail:sakuta@nimbari.co.jp
TEL:072-962-2888