環境活動

  

仁張工作所の“ 環境 ”へのこだわり

私達は、板金加工の事業活動に、環境に影響する項目があることを認識しており、『 環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、
EMSの維持と継続的改善を図ることによって、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動に取り組んでおります。

1. ごあいさつ

 

仁張工作所は、2004年よりエコアクション21の認証登録を受け、地域であてにされる中小企業として、社内で共有するスローガン『品質を良くすることは、環境にもやさしくなる』の下、持続可能な生産活動を目指しております。そして経営環境が変化するなか、中長期的な視点にたって、“環境”を考慮した経営を模索しています。2012−2014年にわたる、第5次中期計画では、「社内外の資源を有効に活用し、地域に必要とされる企業として自他共に認められる会社となって、創立50年を迎えよう」をスローガンに掲げました。おかげさまで、2014年10月1日に創立50年を無事迎えることができました。

昨年度の環境活動レポートに記載した「次年度の取組み」については、2014年3月発電開始した太陽光パネル発電設備設置をはじめ、ほぼ計画通りに実施することができました。現在も原子力発電ゼロの状況下で、温室効果ガスの増大や、エネルギーコストの値上がりなどに対抗する、持続可能な社会に向けての企業努力が求められます。エネルギーミックスの取組みや、省エネ、節電意識の向上は、「エネルギーシフト」と言う言葉が使われるようになりました。わが社では、何ができるかを考え、微力ながらも環境改善活動を続けてまいります。

仁張工作所では、年度目標を策定し、月次で環境に関わる諸データを収集し、PDCAサイクルを繰り返し回し続けることが大切であると考え実践しています。ここに、2014年度の環境活動の結果をまとめ報告します。

2015年7月20日
代表取締役 仁張 正之

2. 会社概要

2-1. 会社紹介

事業社名 株式会社仁張工作所

エコアクション21の対象範囲と所在地

本社及び本社工場 〒578-0921
大阪府東大阪市水走3丁目14番6号
URL:http//www.nimbari.co.jp
仕上棟 〒578-0921
大阪府東大阪市水走3丁目8番28号
菱江倉庫 〒578-0984
大阪府東大阪市菱江3丁目12番38号
三和工場 〒620-1442
京都府福知山市三和町千束814番地
関連会社 織田電装株式会社(所在地は(株)仁張工作所工場内)
環境活動担当者の連絡先 環境管理責任者 宮本 一郎
連絡先 TEL:072-962-2831  FAX:072-963-4183
E-mail:miyamoto@nimbari.co.jp

事業活動(認証・登録範囲)

精密板金加工製品、別注製スチール家具・什器、箱物板金加工製品の製造

事業規模(2015年3月20日現在)

(社員数は役員・正規・雇用延長・パート社員を含む)

事業所名 社員数 敷地面積 延べ床面積
本社及び本社工場 94名 1,456m2 2,612m2
仕上棟 337m2 653m2
菱江倉庫 661m2 496m2
三和工場 16名 3,570m2 1,023m2
織田電装(株) 12名 (株)仁張工作所本社屋内

表のすべてがエコアクション21の対象事業所です。

2-2. 経営方針

経営理念
  1.  私たちは板金加工を通じて良い商品を社会に提供し、安全で快適な生活空間を創造します。
  2. 私たちはお客様の満足を通じて仕事に誇りを持ち、よりよい生活を実現し、働きがいのある会社づくりに努力します。
  3. 私たちは常に新しい板金加工技術について積極的に学び自分たちのものとし、共有化することによって技術レベルの高い信頼される会社を目指します。
行動規範
  1. 規律正しく行動し、仕事に対して誠実になろう
  2. 決めた事を守り、妥協しないプロ集団になろう

  • 仕上棟横にある花壇

  • 社員全員が経営理念のカードを携帯しています

3. 環境方針

「品質を良くすることは、環境にもやさしくなる」をポリシーとして、以下の通り環境方針を定めています。

株式会社仁張工作所は、板金加工を通じて顧客に提供する全ての事業活動において、環境に影響する項目があることを認識し、エコアクション21ガイドライン2009年版に基づいた『環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、EMSの維持と継続的改善を図り、顧客や地域から信頼される経営理念追求型企業として、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動を展開します。

この環境方針は社外に公開します。

2003年10月1日 新規
2005年2月21日 改1
2007年4月21日 改2
2010年3月21日 改3

株式会社 仁張工作所
代表取締役 仁張 正之

環境方針詳細
  1. 現在及び将来の事業活動において環境影響を捉え、事業活動に見合った環境目標を定め、 継続的な改善と環境の維持改善に努めます。
  2. 適用される法的及び当社が同意するその他の要求事項を遵守します。
  3. 設定した環境目標達成に向けて、EMSの運用状況を把握し、経営者による全体の評価と定期的な見直しを行い、継続的改善に取り組みます。
  4. 環境負荷を低減するため、省資源、省エネルギー、廃棄物の削減、環境負荷の低減に努め、作業の効率化を推進します。
  5. 環境マネジメントシステムで必要な事項は、文書化し、実行し維持する。
  6. 環境にやさしい製品開発をすすめ、グリーン調達適合製品を送りだす(改2)と共に当社で使用する物品は、出来る限り、グリーン調達適合品を調達する。(改3)
  7. 組織で働く全ての人が環境方針を共有し、EA21EMSの要求事項に沿った活動を推進します。

環境方針は全従業員が携帯しています。

4. EA21推進組織

5. 環境目的・目標

5-1. 環境目的・目標及び計画

2014年度は、2012〜2014年度までの3ヶ年計画の最終年度となりました。
2013年度の結果により中期計画も見直しましたが、その結果未達に終わった塗装不良率は、もう一度同じ目標に再チャレンジすることとし、その他の項目は、従来の中期計画のまま取り組むことにしました。中期計画は、下記の通りです。

中期計画(2012年〜2014年)
番号 目標項目 目標値
E-1 1.二酸化炭素削減 2009年度比−10%削減の446s-CO2 (原単位/百万円)
(CO2換算係数:電気 0.366、LPG 6.21、灯油 2.49、都市ガス 2.31、軽油 2.62、ガソリン 2.32)
E-2 1.産業廃棄物の削減とリサイクルの推進 新規リサイクル選定 
2.紙リサイクルの推進 12,000s/年
3.紙使用量の削減 裏紙使用率70%
E-3 1.水使用量の削減 2009年度比−18%削減の2.7m3 (原単位/百万円)
E-4 1.化学物質の使用量削減及び製品の環境配慮 塗装不良率 2.1%以内
2.粉体塗装適用製品を広げVOCを削減 実行
E-5 1.グリーン購入の推進 グリーン購入対象選定

5-2. 2014年度単年度計画

E-1. CO2の削減
取り組み内容 目標値 実行部署
  1. 作業と設備の見直しで電力削減
  2. 品質不具合を削減し、手直しや再製作のロスを防止する
  3. 塗装の作業改善、品質改善でLPG削減
  4. 暖房用灯油の削減
  5. 車燃料の削減
原単位446s-CO2
2009年度比−10%
CO2換算値:
電気 0.366 LPG 6.21
灯油 2.49 都市ガス 2.31
軽油 2.62 ガソリン 2.32
全部課

(原単位/百万円)

E-2. 産業廃棄物の削減とリサイクルの促進
取り組み内容 目標値 実行部署
1. 廃棄物の削減とリサイクルを促進する 新規リサイクル1品目
追加選定
総務経理部
2. 紙リサイクルを推進する
(段ボール、包装紙、用紙など)
12,000s/年 全部課
3. 紙使用量の削減
文書及び記録の紙配布を廃止し、社内LANを活用することで紙使用量を削減する。併せて可能な限り裏紙を使用する
裏紙使用率70%以上 全部課
E-3. 水使用量の削減
取り組み内容 目標値 実行部署
  1. 塗装前処理水抜きなどの工夫で水使用量を削減する
  2. 給水設備点検を行い、水漏れを防止する
原単位
2.7m3
2009年度比−18%
塗装G
全社

(原単位/百万円)

E-4. 化学物質使用量の削減及び製品の環境配慮
取り組み内容 目標値 実行部署
1. 化学物質の使用量を把握する。 毎月使用量把握100% 塗装G
技術課
品質保証部
2. 塗装不具合要因を分析し、不良を削減 塗料不良率2.1%
3. 粉体塗装適用製品を広げ、VOCを削減 紛体塗装適用新規1件
E-5. グリーン購入及び環境配慮型製品の推進
取り組み内容 目標値 実行部署
1. グリーン購入の促進を行う 事務用品全て 総務経理部
管理部
品質保証部
2. 環境適合オリジナル商品の企画ならびに積極販売 新規製品
3. 有害化学物質含有量の少ない部材調達ならびに供給者
ネットワークの確立

6. 2014年度達成状況

6-1. 環境目標達成状況

番号 計画項目 目標値 目標項目 2009年-10% 原単位による目標値 実績 判定
E-1 【CO2の削減】
  1. 全ての排出量を月次で把握し、改善に取り組む
    (電気・ガス・車燃料)
  2. ウォームビズ/クールビズを推進する
原単位
446s-CO2
(2009年度比−10%削減)
※都市ガスは2009年7月に増設。
電気(kW) 944,454 1,635,029 1,511934 ○
LPG(m3 15,528 29,869 22,159
都市ガス(m3 1,981 3,810 8,069
車燃料(l) 10,563 20,319 14,356
目標原単位(s) 446
原単位実績(s) 446 363.4
差異(s-CO2) - -82.6
E-2 【産業廃棄物削減】
1.産棄物量を把握しリサイクルを促進する
新規
リサイクル品選定
選定(件) 1 1 ○
実績(件) 1 1
差異 0 0
2.紙リサイクル推進 12,000s/年 計画(s) 12,000 - ○
実績(s) - 20,857
差異(s) - +8,857
3.新紙使用量の削減と裏紙活用の最大化 裏紙使用率70% 新紙使用(枚) 260,280 - 634,398 ×
裏紙使用(枚) 220,859 - 326,023
達成率(%) 84.85% 70% 51.40%
差異 - - -18.61%
E-3 【総排水量の削減】
  1. 全社で給水設備の点検でムダな水使用量を防止する
  2. 塗装前処理の水抜きやゴミ対策を実施する
原単位
2.7m3
(2009年度比−18%削減)
使用量(m3 2,898 5,574 3,938 ○
内 織田電装(m3 1,733 3,038 1,487
同上比率(%) 54.5% - 37.8%
目標(m3 2.7
実績(m3 1.9
差異 -0.8
総使用金額(千円) 1,412 2,716 1,973
E-4 【塗装不良率の削減】
  1. 化学物質の使用量を把握
  2. 塗装不具合要因を分析し、手直し削減
  3. 粉体塗装適用製品を広げVOCを削減
毎月使用量把握100% 実績(%) 100% ×
塗料不良率
2.1%
目標(%) 2.10%
実績(%) 2.30%
差異(%) +0.20%
粉体適応新規1件 実績(件) 1件
E-5 グリーン購入及び製品の環境配慮の推進 グリーン購入及び製品の環境配慮の推進 ○

6-2. 対策と結果

E-1 CO2の削減○

CO2削減推移

結果は、目標を大きく上回りました。
しかし、実績は前年度からCO2の排出量は若干増加しました。この要因は、今年度から三和工場にレーザー複合機の設備を新規導入したことと、売り上げの中身が少し変わり生産性の影響がでたものと思われます。

  • 菱江倉庫の屋根に断熱塗装を昨年末の12月に施工しましたことは、2013年度のレポートに記載しましたが、今年はその効果もあり、菱江倉庫で使用していますガスヒートポンプのガス使用量は、削減することが出来ました。
    菱江倉庫都市ガス使用量は以下の通りです。
    2013年度1,736m3 → 2014年度1,494m3
  • 電灯を省エネ型に変更したこと、エアコンのフィルタの掃除、こまめな調整などで、昨年大きく下げた本社工場の最大電気使用量を今年度もまた下げることが出来ました。
    2013年度293kW → 2014年度291kW
E-2. 産業廃棄物削減○

今年度の取り組みとして、リサイクルを促進して産業廃棄物の削減を行うとしていました。
今年度は、昨年まで特別管理産業廃棄物として処理をしていました塗装工程での廃シンナーをリサイクルしてシンナーを再生している業者に処理をお願いすることにしました。これにより産業廃棄物の削減につなげました。

E-2. 紙リサイクル推進○

紙リサイクル量推移

リサイクルのための古紙排出量は、左グラフの通り、中期計画を通じて目標を達成しました。
IT化を進めて、ペーパーレス化を進めた結果、昨年と同様の売り上げにもかかわらず、若干紙リサイクル量が減少しました。

E-2. 新紙使用量削減及び裏紙使用率の最大化×

裏紙使用率は、目標70%に対して51.4%と未達に終わりました。
昨年と同様新製品が多く、新規図面が多く発行されたことが原因です。IT化を進めペーパーレス化を進めましたが、裏紙使用率には反映できませんでした。

E-3. 総排水量の削減○

総排水量の原単位推移グラフ

水の使用量は、売り上げ100万当たりの原単位で目標2.7m3に対して、実績1.97m3と達成しました。

  • 昨年実施した塗装前処理の貯水槽のパイプを設置して、水の経路を変えたことが、通年で効果を上げることになり、昨年比で排水量の削減となりました。
    2013年2,074m3 →2014年1,417m3
  • 計画項目としての全社での給水設備の点検と水漏れの点検修理などでも効果を上げました。  菱江倉庫で昨年比10%削減、三和工場では水漏れ修理などで昨年比30%の削減となりました。
E-4. 塗装不良率の削減及び製品の環境配慮×
  • 塗装不良率は、昨年度より改善しましたが、結果的には目標値には届きませんでした。
  • 塗装作業の標準化に取り組みましたが、塗装の作業者の一部入れ替えがあり、目標値を達成するまでには至りませんでした。ただ、塗装作業者の訓練をしながら昨年度より良くなったことは、標準化の成果だと思っています。
  • 塗装用の塗料は、ほぼ100%無鉛化に移行しました。
  • 新規の塗料についても100%MSDSを取り寄せ、安全性の確認をした後使用することにしています。MSDSplusも順次取り寄せ顧客の皆様との共有に取り組んでいます。
  • シンナーを使わない紛体塗料の使用率も年々高くなっています。2014年度も目標通り紛体塗装を新規に1件採用しました。

塗装不良率

塗装全体に対する紛体塗料使用率

E-5. グリーン購入及び環境配慮型製品の推進○

事務用品などは購入に際して、総務経理部でエコマークなどを確認して、グリーン商品の購入を進めています。

自社オリジナルでの新製品の開発では、インプットとして有害物質を含まないことを前提に進めています。
右の図表は弊社で使用している営業部門から技術部門(設計)への製作依頼書です。
その依頼書の中にはお客様からの製品要望等の情報に加え、法令・規制要求事項で確認抜けがないようにチェックしています。弊社では生産者がお客様とともに環境配慮型製品を推進しています。

6-3. 総量実績変動

10年 11年 12年 13年 14年
生産高 1,174.7 1,551.2 2,043.3 2,035.4 2,068.8
CO2排出量 電気 (kW) 1,224,488 1,326,270 1,414,554 1,249,659 1,511,934
LPG (m3) 20,783 23,767 21,768 21,055 22,159
都市ガス (m3) 6,254 7,474 8,371 8,695 8,069
灯油 (l) 3,560 4,264 5,735 5,069 3,463
燃料 (l) 9,810 12,706 13,508 14,081 14,356
CO2換算 642,060.5 690,431.2 717,857.6 650,937.9 690,431.2
産業廃棄物排出量 (kg) 58,900 45,770 40,800 51,828 31,730
水使用量(m3) 4,468 4,185 4,610 4,803 3,938
裏紙再利用率 72.42% 68.49% 60.92% 65.23% 51.39%
塗装不良率 2.66% 3.98% 2.09% 2.91% 2.30%

(CO2換算係数は、5-2のE-1と同じ)

生産高VSCO2排出量

2012年度以降は、2010年度に対して、生産高は約1.7倍となりましたが、CO2の排出は抑えらました。委託加工の増加の側面もありますので、来年からこの点が判断できるよう検討していきます。
産廃量、水使用量も横ばいから、2014年度は減少させることができました。

産業廃棄物及び水使用量グラフ

2013年度の産廃量の増加は社内の設備の入れ替えや、改装工事、塗装ブースの清掃などで一時に大量に発生した事が主要因でした。
過去は廃棄物処理していた使用済みシンナーのリサイクル化、塗装を水溶性から粉体塗装へと移行していった事も2014年の産廃削減につながった。
水使用量は、2014年度に塗装での前処理工程での改善で大きく下げることができました。

裏紙再利用率及び塗装不良率グラフ

裏紙使用総数は10年28万枚、14年33万枚と対比116%で増加しましたが、受注・新規製品・図面発行が増えたために新紙使用量が10年対14年で160%に増加しました。今後も増加すると予想さますので、現場でのIT化に取り組んでいます。
塗装不良率の変動は、ベテラン職人の退職と新人の入れ替わり時期に大きく変化しました。

7. マテリアルバランス

事業活動におけるマテリアルバランスは以下の通りです。

マテリアルバランス

8. 法令順守状況

8-1. 法令順守状況

当社に適用されます各法令条例に対する順守状況は、以下の通りです。

適用法令(条例) 確認日 遵守状況 適合・不適合
下水道法 特定施設該当 2014年10月水質分析 規制値以下 適合
大気汚染防止法 特定施設該当 2014年7月分析 規制値以下 適合
悪臭防止法 特定施設該当 2014年7月分析 規制値以下 適合
騒音規制法 特定施設該当 2011年2月設置許可申請受理 2011年3月東大阪市検査合格 適合
2010年7月測定(本社) 規制値以下 適合
2013年1月測定(三和) 規制値以下 適合
振動規制法 特定施設該当 (本社)騒音と同じ 規制値以下 適合
(三和)騒音と同じ 規制値以下 適合
産業廃棄物の処理及び清掃に関する法律 特別管理産業廃棄物該当(廃油) 2014年8月汚泥分析 マニフェスト適合 適合
規制値以下 適合
特別産業廃棄物管理 変圧器内絶縁油 特別産業廃棄物管理責任者設置(2008年5月)   適合
特別管理産業廃棄物看板設置(2008年5月) PCB微量含有廃油を特別産業廃棄物の保管として、東大阪市に届け出(2014年4月) 適合
自動車排ガス規制 大阪府流入車規制条例 各新車両の選定時に適合車を都度選定 適合 適合
フロン回収・破壊法 フロン回収・破壊法 2010年12月法確認 空調機は使用中につき、廃棄時に適正処理する 適合

8-2. 近隣よりの苦情

近隣より苦情はありませんでした。

9. 2014年度の取り組み

9-1. 三和工場太陽光ソーラーパネル

2014年3月、三和工場の屋根に太陽光ソーラーパネルを設置しました。
発電出力 49.6kW【太陽電池モジュール 238枚】

発電した電気は、すべて売電しています。
2014年度の売電量は41,956kW、売電価格1,628,980円でした。

また、工場内では発電した電力を1.数値化・グラフ化にする、2.具体的に「蛍光灯○本分」「液晶テレビ○台分」とする事で発電量を分かり易く表しています。

  • 三和工場ソーラーパネル
    三和工場ソーラーパネル
  • 発電量の見える化
    発電量の見える化
  • 発電量を分り易く表示
    発電量を分り易く表示
  • 発電量のグラフ化
    発電量のグラフ化

9-2. 全社IT化に向けての取り組み(タブレット活用によるペーパーレス化)

全社的にIT化を進め、紙の使用量を減らす取り組みを行いました。
2015年3月より4ヶ月かけて図面や作業標準書をデータベース化しました。
又、生産管理システムと連携させることで作業をする時にいつでも検索できるようになりました。図面を検索する際、作業指示書に載っているバーコードから図面を検索しています。

今では作業者がタブレットで図面を呼び出して作業を行っています。

9-3. 照明器具の取替え

2014年7月、本社1F機械工程の照明を消費電力の少ないものに変更しました。

  • 本社1Fの写真(取替え前)
    本社1Fの写真(取替え前)
  • 矢印
  • 本社1Fの写真(取替え後)
    本社1Fの写真(取替え後)

※ 本社1F、2014年7月5日、照明の変更。
旧:水銀灯10本400W+蛍光灯53本90W
新:無極灯5本120W、灯光器13本40W、蛍光灯45本40W

製品の検査を行うため、照度は下がらないように設計して取り替えました。

9-4. 塗装場排気ダクト交換工事

2014年5月に塗装場の排気ダクト交換工事を行いました。
2013年11月の悪臭測定で、有害物質「キシレン」が規制基準41m3N/h(41ppm相当)に対して、39ppmと規制値上限濃度に近づいていました。
排気ダクトを交換し、2014年8月の悪臭測定では規制基準40m3N/h(40ppm相当)に対して15ppmと大幅に下げることができました。
また塗装工程の作業者によると、ダクト交換後はスプレーを吹き付けた塗料の粒子が滞留しなくなったと感じたそうです。

10. マネジメントレビュー

10-1. 経営者による全体評価

2014年10月27〜28日に実施したエコアクション21更新審査、2014年12月20日に実施したQMS/EMS定期マネジメントレビューを中心に全体評価をおこないました。

2014年度の生産活動(売上)は一昨年に続いてほぼ計画通りに推移しました。その結果2014年度売上は20.7億となり、3年連続で20億を維持することができました。IT技術を積極的に活用して社内生産だけでなく社外生産を含めた管理面の向上や、改善提案・小集団活動・3S活動からなる全体活動推進を通じて環境目標を設定し達成する取組みを行いました。特に、超過労働時間を削減する年度方針を掲げ、時間の制約が持ちながら、やりきることを求める取組みが展開されました。

  • ・エコアクション21更新審査では、「品質システム(ISO9001)と環境マネジメントシステム(EA21)を10年間以上取り組まれ、社内外の資源を有効に活用し地域に必要をされる企業として認められており、精密板金加工技術の信頼度と品質向上を高め、環境に優しい板金加工と専門企業として今後の方向を明確にされ、スローガンにある“地域で必要とされる会社として自他共に認められる会社”づくりを推し進めておられる。」など他3項について、“優れている点”としてコメントを頂きました。
  • 2014年度の環境目標達成状況はE2-3(新紙使用量削減と裏紙活用の最大化)およびE4(化学物質使用量の削減:塗料不良率目標達成)について、昨年に引き続き目標値をクリアすることができませんでした。E2-3項については新しい業種への積極的な新規開拓により出図枚数が増大したこと、E4項については経験の少ない塗装工の育成OJTなど単年度だけの成果最大化を狙わない取組みが継続しました。裏紙活用率については現状とそぐわない点が出てきており、次年度からは新紙使用量削減に絞ることにしました。塗料不良率については、もっと真剣に月々の結果を認識し、活動することで目標達成を目指します。
  • 2012年に引き続き、電気使用量削減の取組みを進めました。3月三和工場太陽光パネル発電設備稼動開始によるトレードオフ、7月の本社工場1階作業場照明LED化工事により、最大電力値は一昨年より下げることができました(293kW→291kW)。
  • 当社の「環境活動レポート(2013年1月〜12月)」が、第18回環境コミュニケーション大賞環境活動レポート部門優良賞を受賞しました。

10-2. 次年度に向けて(見直しの結果)

2015年から新たに第6次中期計画(2015-2017)がスタートしました。第6次中期計画では“中堅企業としての責任を認識し、社員みんなが誇りを感じる会社になろう”をスローガンとしました。
創業51年目を迎え、自社を中堅企業として再認識し、自社の経営資源の強み弱みを見つめ直して再構築を進めます。

  • ・当社はリーマンショック後2009年売上10.8億から、5年で約2倍の売上に変化しました。その結果、環境目標・目的設定の基準がこれまで2009年基準としてきましたが、実態に合わなくなっています。次年度より2012年をベンチマークとして目標・目的設定を行うことにしました。
  • ・E・A21更新審査で“改善を薦める点”として、「品質活動と環境活動が重なりあった経営マネジメントシステムを有効なツールとして活用されている。活動を実践的に進められる中で記録理類が多種に渡って作成されており、重複や類似性のある記録類を統合することを含めて見直しする機会」のコメントがありました。システムの適合性の追及から有効性の追求へシフトを進めます。
  • ・売上増加に伴いエネルギーの絶対使用量が増大している中で、削減中心の取組みから効率的な取組みにシフトすることを検討します。

11. その他の取り組み

その他の取り組みとして、仁張工作所が継続して取り組んでいることを以下に記載します。

11-1. 非常事態訓練

織田電装は10月、機械組立課機械グループは12月にそれぞれ非常事態訓練を行いました。

★織田電装

  • シンナーがこぼれた!

  • 急いでふき取ろう

  • ウエスのバリケード

  • ウエスで吸い上げる

  • 囲い込み

  • 寄せています

  • 寄せています2

  • しぼって吸い上げ

  • 訓練を終えて
★機械組立課 機械グループ

  • 訓練前の説明

  • 灯油がこぼれた!

  • 広がらないように囲い込む

11-2. 地域との係わり 恩智川遊歩道清掃及び三和工場周辺清掃

6月の環境月間に合わせて地域の清掃活動を行いました。
(2014年6月5日)

★本社工場

  • 清掃前

  • 清掃活動の様子

  • 集合写真
★三和工場

  • 清掃活動の様子

  • 回収したゴミ

  • 集合写真

11-3. リサイクルの推進

仁張工作所ではゴミを減らし、循環型社会に向けての環境づくりに努めてまいりました。
中でもリサイクル活動は弊社が力を入れてきた分野でもあります。
下に紹介した他にも使用済み切手・アルミ缶・テプラの空テープ・乾電池等、継続してリサイクル活動に取り組んでいます。


  • トナーカートリッジの回収箱

  • トナーカートリッジサイクルお礼状

  • ペットボトルふた回収箱はゴミ箱の近くに設置し、捨てるときにリサイクルすることが当たり前になりました。

  • ペットボトルふたリサイクルお礼状

11-4. 表記(POP)による意識づけ

1. エアコン消し忘れ防止POP

エアコンを切り忘れないように工夫しました。
エアコンのスイッチの場所ではなく、電気のスイッチの場所にエアコン消し忘れがないよう注意を促しました。

2. スクラップ分別表示

スクラップは鉄板と、塗装やメッキの処理がされているもので分別します。
注意喚起するため、ポスターを貼って分別を呼びかけました。

11-5. 全体活動・啓蒙活動

11-5-1 3S活動

当社では毎朝仕事に取りかかる前に3S活動をしています。
その3S活動の中で8月と10月にエアコンフィルターを一斉に清掃しました。
下の写真は3S委員が水でフィルターの汚れを洗い流している様子です。

私たちは、美化も環境へのアプローチだと考えています。3S活動を通して、工場の美化にも取り組みました。
仕上棟横にある花壇は社長が自ら手入れをしています。

花壇については社長ブログでも更新されておりますので、季節の移り変わりをお楽しみください。

社長ブログ
http://www.nimbari.co.jp/shacho/index.htm

11-5-2. 小集団活動
年/件数 目標 登録 解決
2012年 39 35 32
2013年 39 41 42
2014年 39 44 34

小集団活動は登録件数と比較し、解決件数が低い。取り組んでみたものの、解決に至らなかったもの、形を変えてリトライしたものが含まれます。

 

 

 

 

小集団活動の目標と実績グラフ

11-5-3. 改善提案活動

改善提案は下記結果となりました。

2012年 885件 28,756,000円
2013年 1,195件 30,644,000円
2014年 1,198件 37,469,000円

件数、効果共に成果が得られたと考えます。

2012〜2014年改善提案推移グラフ

11-6. 啓蒙活動

11-6-1. 委託加工先様への啓蒙

委託加工での生産量が増加してきた当社において、環境の活動を進めるに当たり、委託加工先様の理解とご協力が不可欠になっています。昨年の環境活動レポートでも報告致しましたが、2014年度も引き続き委託加工先定期監査の場で、当社の環境方針を伝えご理解を頂きました。

その上で監査においても環境面での監査を行い、環境活動の取り組みをお聞きしました。

各社ともゴミの削減やデマンド監視などに取り組まれていました。

嬉しい事に、今年はその中の1社がエコアクション21の認証を新たに取得されていました。

11-6-2. 社内啓蒙活動

環境活動にあわせた啓蒙活動。

環境ポスターを募集し、一次選考を通過した17点が下の写真です。

投票ポスター掲示の様子






社員の投票によって金賞・銀賞・銅賞が決定します。

金賞に輝いたポスターが右の写真です。

あとがき

弊社では、環境への取組をよりわかり易く伝えることが出来る環境活動レポートを目指して色々と改善をしてまいりました。

2013年度版では、PDCAの流れをわかり易く取組の一つ一つを基本的に一ページで説明を完結させることを編集の基本方針として従来のレポートから大幅にレイアウトなどを変更しました。結果として、環境コミュニケーション大賞の環境活動レポート部門で優良賞を頂くことが出来ました。ありがとうございました。

2014年版では、この評価頂いた点をさらに工夫をして、弊社の取り組み活動のPDCAをよりわかり易くするためページの流れを変更しました。また、2013年版でご指摘を頂いた、従来から用いている原単位での説明に加え、総量の年次変化も記載しました。

今後もよりわかり易いレポートになるよう努めてまいります。

なお、ページの片隅に載せています動物のシルエットは、弊社の板金技術を使ってこれらをデザインしたグッズをネット販売しているものです。もし、興味がありましたら楽天、Amazonのサイトで「Teppan Factory」を検索してみて下さい。

最後までお読みいただき有難うございました。

株式会社仁張工作所
環境管理責任者 宮本一郎