環境活動

  

仁張工作所の“ 環境 ”へのこだわり

私達は、板金加工の事業活動に、環境に影響する項目があることを認識しており、『 環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、
EMSの維持と継続的改善を図ることによって、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動に取り組んでおります。

2008年3月20日 株式会社仁張工作所 (認証・登録番号 0000049)

ロッカー 2006年度環境月間金賞受賞ポスター
6月6日環境月間
今年も清掃活動しました。これからも毎年続けます。

2007年度環境月間金賞受賞ポスターです。
(製造管理部池口さんの作品)

2007年度環境活動レポート発刊にあたって

社長コメント

代表取締役 仁張正之

2008年1月1日の新聞各紙には地球温暖化問題の記事が記載されていました。私たち仁張工作所は環境を意識し、配慮した活動を進めることを今年も仕事始めの日に行う会社成果目標発表会で社員の皆さんに話しました。

2007年の活動の特徴は、2003年10月にエコアクション21の活動を進めて以来、ようやく設定した目的目標を達成したことです。製造業として地道に、5S活動や改善提案、小集団活動と言った会社全体活動に取組んできたことが、成果に結びついたと自負しています。

また、目標の判断基準として、『原単位あたりの数値設定』という概念が備わったことです。これまで、数値目標を定めても、受注量や消費量は昨年と同じではありません。そのため、定めた目標値に達していなくても、売上が増えたからなどの"いいわけ″がでることがありました。それについて本年の維持審査で審査人の方からアドバイスいただいたのがこの考え方でした。単純なことなんですが新鮮でした。

最後に、エコアクション21ハンドブック2007年度版の事例集に弊社が掲載されたことも挙げたいと思います。

これからも『品質を良くすることは、環境にもやさしくなる事』を社内の共通認識として、持続可能な生産活動を進めてまいります。

2008年3月20日
代表取締役 仁張 正之

当社の推進体制です

組織図

この組織は、2007.12.21現在です
※EA21/ISO9001は、上記組織の責任者が推進責任者として活動しています。
※EA21/ISO9001の推進事務局は、品質保証部が担当しています。
※関連会社は、2007.11.21から本社製造部長が管理を兼務しています

I 経営理念、環境方針、品質方針

経営理念

  1. 私たちは板金加工を通じて良い商品を社会に提供し、安全で快適な生活空間を創造します。
  2. 私たちはお客様の満足を通じて仕事に誇りを持ち、より良い生活を実現し、働きがいのある会社づくりに努力します。
  3. 私たちは常に新しい板金加工技術について積極的に学び自分たちのものとし、共有化することによって技術レベルの高い信頼される会社を目指します。

上記経営理念を追求するため、環境方針、品質方針を下記の通り定めています。

環境方針

株式会社仁張工作所は、板金加工を通じて顧客に提供する全ての事業活動において、環境に影響する項目があることを認識し、EA21環境経営システム(環境マネジメントシステム)に基づいた『環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、EMSの維持と継続的改善を図り、顧客や地域から信頼される経営理念追求型企業として、より地球環境、地域環境にやさしい環境維持改善活動を展開します。

  1. 現在及び将来の事業活動において環境影響を捉え、環境目的・目標を定め継続的な改善と環境の維持改善に努めます。
  2. 適用される法的及び当社が同意するその他の要求事項を順守します。
  3. 設定した環境目的・目標達成に向けて、EMSの運用状況を把握し、経営者による全体の評価と定期的な見直しを行い、継続的改善に取り組みます。
  4. 環境負荷を低減するため、省資源、省エネルギー、廃棄物の削減、環境負荷の低減に努め、作業の効率化を推進します。
  5. 環境マネジメントシステムで必要な事項は、文書化し実行し維持します。
  6. 組織で働く全ての人が環境方針を共有し、EA21・EMSの要求項目に沿った活動を推進します。

この環境方針は、社外に公開します。

2003年10月1日新規
2007年04月21日改2
株式会社仁張工作所
代表取締役 仁張 正之

品質方針

「品質に責任を持ち、顧客の信頼に応える」

II 事業の概要

事業者名

  • 株式会社仁張工作所
    代表取締役 仁張正之

所在地

  • 本社工場:〒578-0921 大阪府東大阪市水走3丁目14番6号
    URL:http//www.nimbari.co.jp
  • 三和工場:〒620-1442 京都府福知山市三和町千束814
  • 関連事業所:織田電装株式会社(所在地は(株)仁張工作所本社工場内)

環境活動担当者の連絡先

  • 環境管理責任者:品質保証部長 作田正昭
    連絡先:TEL 072-962-2888 FAX 072-965-5241
    E-mail:sakuta@nimbari.co.jp

事業規模(2008年2月20日現在)

  • (社員数は、役員・正規・嘱託・雇用延長・パート社員を含む)
事業所名 社員数 敷地面積 延べ床面積
本社+工場 70名 1,456m² 2,612m²
三和工場 11名 3,570m² 1,023m²
織田電装(株)   (株)仁張工作所本社内  

事業内容

  • 精密板金加工製品、別注スチール製家具・什器、箱物板金加工製品の製造
当社を写真で紹介します
本社工場 三和工場
本社工場 三和工場
こんな製品造ってます
展示ケース スポーツロッカー
展示ケース ラインスクエア

III 経営理念追求の成果目標推進

当社は経営理念追求のプロセスとして「経営会議」を頂点に、部長会議、生産会議を推進体として位置付け、「中長期経営計画」→年度基本計画による会社目標→部門成果目標から、課成果目標→個人成果目標へと展開しこの中に、『環境目的・目標』を掲げ推進しています。
このメインツールとなる「成果目標制度」の2006年度成果を報告します。

推進は1年を12等分しどこまで進むかを実行しています。そのため毎月部門の推進状況を
社長自ら確認し次月の取組みを共有化即ち、P.D.C.Aを回す総合マネジメント活動です。

成果目標に含まれる取り組み課題を紹介します。

  • 経営基盤:○受注金額 ○限界利益 ○全体活動
  • 個別課題:環境・品質・コスト・納期・安全
  • 人材育成

III-1 2007年度成果目標推進結果

2007年度会社基本計画と成果

詳細は、各項目で報告しますが、要約すると下記の様な成果になりました。

  1. 限界利益46% →45.35% 限界利益600百万→645.3百万
  2. 全体活動:改善提案効果金額 1,500万円/年 →1,815万円
  3. 客先クレーム:70件→94件/年
  4. 環境目標(詳細は、IV.環境維持改善への取組に報告)
    2007年度は、受注金額が対前年比113.2%となり、それに伴い資源の投入量が増加しましたが、作業改善などの対策で下記の成果を引きだす結果になりました。
    1. 電気使用量削減 →原単位(受注金額100万円)06年603kg 07年547kg/CO²
    2. 水使用量の削減 →原単位 06年3.4M3 07年2.89M3
    3. 産業廃棄物の削減→原単位06年20.5kg →07年23.2kg
    4. 新紙使用量の削減→社内IT化によりコピー配布を電子情報配布にした結果、06年356千枚が07年320千枚なりました。

 III-2 品質改善がコスト、納期、環境の改善に結び付く

当社は、品質が良くなればコスト・納期・環境も良くなるをキーワードに2007年度も品質維持改善活動を進めましたが、表-1.にまとめた通り不本意な結果になり課題を残しました。

増加要因は主要顧客2社の不具合感度アップに追随出来ていなかった。また、生産対応に軸足を置いた結果として、品質確認が不足していたなどを“ 2007年クレーム白書(全78頁)”で分析し、2008年度の改善指針としています。(グラフ-1,2を参照ください)

グラフ-1.年度別客先クレーム発生状況
グラフ1.

ひと言:

2001年から順調に客先クレームが減少していたが、2007年度は不本意な結果になった。2007年度クレーム白書で原因分析し2008年度の改善指針にしています。

グラフ-2.年度別月別場内不具合顕在化状況
グラフ2.

ひと言:

2002年度144件をピークに顕在化が減少気味であったが、2005年から顕在化が進んできている。尚11月の品質月間では“社内品質ポスター”を募集2006年は47件、2007年は82件に上り、この意識と客先クレーム発生件数の増加は裏腹ですが、この意識が場内不具合顕在化に結び付き、客先への不具合流出が防止できると確信しています。応募の作品は経営会議メンバーによる一次審査を行い15点をノミネートし、全社員による投票選択で、金・銀・銅賞を決定し、相応しい報償金を授与しています。

このポスターは場内掲示しています。 見られたお客様の声「仁張さんすごいな~」

III-3 成果目標を支える全体活動

成果目標管理がトップダウンですが、これを支えるのは全社一体となった「全体活動」です、この活動で社員の育成とボトムアップを図っています。

当社の全体活動は

  1. 改善提案活動
  2. 小集団活動
  3. “しつけ”から始る5S活動から成り立っています。

勿論この活動の目標値も会社目標に掲げ、部→課→個人へと展開しています。

2007年度は、リニューアルした2002年度から累積提案件数5,000件を5月に達成し、表紙に掲載の紅梅を記念植樹しました。

i )改善提案活動

成果目標にリンクし2002年度から数値目標設定し取り組んみ、2007年5月に累積提案件数が5000件を達成!!その結果年効果金額も件数もおきな成果となり、効果金額は売上の1%を超えました。(表-1. グラフ-3.4.参照ください)

表-1.年度別改善提案推移
年度 01年度 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度
提案件数 160 782 997 936 1,045 1,003 822

2002年度からの累積提案件数=5,585件

グラフ-3. 年度別提案効果金額
グラフ3.
表-2.2007年度の提案内容
  品質 コスト 環境 安全 納期 5S アイデア
提案比率 28% 30% 11% 4% 10% 3.30% 23.40%
グラフ-4. 2007年度改善提案内容
グラフ3.

ii )小集団活動

この活動は、個人ではできないが少人数で同じ課題に向かって知恵を絞ることで課題を達成し、活動を通じて個人の成長と課題達成過程から達成感を得、次への挑戦意欲が沸き、モチベーションアップにも結び付けることを狙っています。

(表-2.4 グラフ-5.6)

表-3.年度別活動によるテーマ活動目標と解決件数の推移
  2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度
テーマ解決目標 30 30 45 45 45 45
テーマ登録件数 31 41 44 56 58 50
テーマ解決件数 25 38 42 53 43 40
グラフ-5. 小集団活動年次推移
グラフ5.
表-4.年度別小集団活動の取組テーマ内容
分類 品質 コスト 納期 環境 安全 5S他
2005年 19.6% 34.8% 2.2% 15.2% 8.7% 19.6%
2006年 35.1% 19.3% 7.0% 22.8% 5.3% 10.5%
2007年 27.3% 21.2% 13.6% 13.6% 7.6% 16.7%
グラフ-6. 小集団年度別活動テーマ分類
グラフ6.

小集団活動ひと言:

2002年度キックオフより5年の活動期間で、定着して来たと考えてています
2007年度の特徴は、複数の部署が組織横断的にテーマ選定し改善活動したことです。
このことが結果として、部署間のコミュニケーション改善にも結び付きました。

また、HPによる顧客アンケートから納期短縮が求められ、納期テーマが前年比2倍になっています。(表-5.グラフ-5)

iii )5S(躾・清潔・整理・整頓・清掃)活動

全ての活動の基本は、「決めた事」「決められた事」をしっかり守る、実行から不具合を改善することであり、そのためには5Sのレベルアップは企業活動の基本と位置づけて活動しています。
そのために当社は、2004年度から新5Sとして最初に“しつけ”を持ってきました。
2004年度に新5S活動を開始、2006年度にレベルアップ更に2007年9月から評価方法を科目毎に20項目の設問基準に、セルフチェックと他者評価にバージョンアップ2008年度の活動のベンチマークにしました。

表-5.2005年からと2007年度の5S活動成果
評価日 清潔 整理 整頓 清掃 総合
2005.12.20 3.6 3.7 3.8 3.8 3.6 3.72
2006.12.20 4.3 3.9 3.9 3.8 4.1 4
2007.06.20 4.2 4 3.9 4.2 4.1 4.1
2007.09.20 2.3 2 2.3 2.3 2.1 2.1
2007.12.20 3.4 3.1 3.2 3.1 3.3 3.2
08年目標 4 4 4 4 4 4
5S活動評価
グラフ7.

清掃コンクール活動

当社の始業は午前8時からですが、7時40分から全部署、全社員が清掃割り当て表に従い月次の目標(清掃委員会にアピールする)を掲げ実施しています。

この清掃活動の審査項目に5S評価項目も取り入れ、毎年委員長は前年の副委員長が引き継ぐことで、活動内容の継承と改善を行っています。委員長は管理職以外の社員に担当してもらい、活動を通じて個人のスキル向上にも役立ています。

(清掃中を写真で紹介します)
仕上課のフロアーを清掃しています 技術室を拭き掃除している
仕上課のフロアーを清掃しています 技術室を拭き掃除している

Ⅳ.環境維持改善への取組

原単位で環境負荷を捉える
2007年度から受注100万円に対する環境負荷(原単位)を捉え、月次・半期・年度の推移を確認(チェック)改善(アクション)を進めました。結果、EA21活動開始以来初めて環境活動の成果がでた年になりました。

  1. CO2削減としてクールビス・ウォームビスと作業改善による電気使用量の改善。
  2. 産業廃棄物の削減として、使用済み段ボールとOA紙のリサイクルを進めました。
  3. 水使用量削減として、塗装前処理の水洗水量削減に、水抜き穴の設置など改善。
  4. NCターレットパンチプレス加工データをハードコピーから電子情報配布による
    紙使用量の削減。

IV-1環境負荷の状況

2007年度から過年度に遡り環境負荷原単位を設定し評価しやすくしました。
(表-7. グラフ-8.9.)

表-6.年度別環境負荷状況
環境負荷項目 2004年 2005年 2006年 2007年
二酸化炭素排出量(電気・LPG) 総量(CO²換算/年) 366,860 370,920 ※371395 386,429
産業廃棄物排出量(紙を除く) 総量(kg/年) 33,270 28,460 20,972 33,030
水使用量 総量(m³/年) 2,764 3,642 4,257 4,113
大気への排出物質 トルエン 総量(kg/年) 1,300 1,104 960 224
キシレン 総量(kg/年) 3,976 3,759 2,879 3,234
エチルベンゼン 総量(kg/年) 2,720 2,497 1,520 2,204
有害物質 6価クロム 総量(kg/年) 11 10 8 7
総量(kg/年) 231 244 214 190.1
  • 産廃排出量の2004年度は、正確な量が把握できていない
  • 2006年度は、新規製品社内加工により、電気が7,000kg/CO2増加している。
  • 2006年度トルエン・キシレン・エチルベンゼンは、洗い専用シンナーを多用し、廃油処理したため大きく減少しました。また、塗料調合用シンナーに含まれるトルエンを極力減らしたものを使用しています。

環境負荷単位の推移

環境負荷を売上100万円を原単位としてまとめました。

表-7.環境負荷原単位年度推移 (単位kg)
  04年 05年 06年 07年
CO²原単位 571 585 603 547
廃業廃棄物原単位 25.97 27.54 20.52 ※23.23
水使用量原単位(m3) 2.16 2.68 3.4 2.89
新紙使用量(千枚) 266 ◆357 356 320
裏紙使用比率(%) 65.8 65.6 63.1 80
  • ※2007年度産業廃棄物量は、年末に工場清掃により一般廃棄物を5,500kg処理したため一時的に増加した。
  • ◆紙は2005年度新生産管理システム導入により増加。
グラフ8. グラフ9.
グラフ-8.CO²原単位の変化 グラフ-9.水使用量原単位の変化

IV-2 環境法令遵守状況

環境法令及び条例違反は確認結果の通りありません。

表-8.環境法令尊守確認結果
適用法令(条例) 確認日 遵守状況
水質汚濁防止法 下水道法に変更 2005年4月法確認 -
下水道法 特定施設該当 2006年11月水質分析 規制値以下
大気汚染防止法 特定施設該当 2003年12月分析 規制値以下
悪臭防止法 特定施設該当 2003年12月分析 規制値以下
騒音規制法 特定施設該当 2007年11月設置許可申請
2003年11月測定(本社)
2008年1月
東大阪市検査合格
規制値以下
2007年11月設置届受理
2005年7月測定(三和)
規制値以下
振動規制法 特定施設該当 騒音と同じ 規制値以下
騒音と同じ 規制値以下
産業廃棄物の処理及び
清掃に関する法律
特別管理産業廃棄物該当
(廃油)
2005年4月確認
2007年12月汚泥溶出
マニフェスト適合
規制値以下

確認方法:

  1. 環境六法(H18年度版)やHPで、環境関連法規等による確認
  2. 東大阪市環境部に出向いての、環境届類の再確認
  3. 三和工場の騒音・振動測定を第三者に依頼し実施
  4. 織田電装の塗装前処理排水の水質分析を第三者に依頼して実施

結果

三和工場は測定当時、特定地域指定がありませんでしたが、平成18年1月1日から市町村合併により、『福知山市』になることから、同市の規制値を確認し測定結果から適法であることを確認しています。

また、訴訟や苦情などは発生していません。


IV-3 資源投入状況

当社の資源投入物質は、原材料の鉄板・ステンレス板、電気・LPGなどのエネルギー、塗料・シンナー、製品輸送用車の燃料があります。
各セッションで報告している資源もありますが、全体を見るために表-9.にまとめました。

表-9. 年次総資源投入量
  2004年度 2005年度 2006年度 2007年度
主材料 鉄板(t) 1,564 1,458 1,716 1,685
ステンレス板(t) 123.3 91.5 88.8 111.3
塗料(kg) 30,189 25,035 20,142 32,393
シンナー(kg) 13,288 13,806 13,470 17,376
エネルギー 電気(kwh) 965,627 976,260 977,979 1.022.298
プロパンガス(m³) 21,110 22,310 21,093 21,187
灯油(L) 8,704 8,244 6,730 6,733
水(m³) 2,764 3,642 4,257 4,113
車燃料※ ガソリン+軽油(L) 8,986 9,693 11,515 11,197
  • ※車燃料が06年増えている原因は、委託運送から自社運送にしているため。
  • 2007年度は2006年度比受注金額が13.2%増加したが運送効率の改善実施により減少しています。

IV-4 廃棄物量とリサイクル量の状況

表-10.廃棄物とリサイクル量年次推移
  項目 処分先 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度
廃棄 汚泥(塗料カス)kg 委託契約業者 11,400 19,200 13,240 20,800
再利用 廃油(廃シンナー)kg 委託契約業者 2,470 3,560 6,270 6,080
廃棄 一般ゴミ kg 東大阪清掃事業 13,800 6,450 6,260 6,000
廃棄 木くず kg 東大阪清掃事業 5,600 5,770 0 2,850
再利用 ダンボール+OA紙 売却 2,850 9,051 9,020 8,860
再利用 鉄くず kg 売却 164,076 143,520 200,180 197,541
再利用 ステンレス kg 売却 13,955 9,697 18,118 12,688

IV-5 2007年度環境目的・目標と実績

2007年度の環境目的・目標実績を表-11.にまとめました。

表-11.2007年度環境目標と実績
環境目的・目標項目 目標値 実績値 評 価
溶剤型塗料から水性型塗料に切り替え準備をする 計画100% 80% 水性塗料による塗装試験を平板で8回実施。次年度は箱形状で試験する。
品質改善により再塗装を減らし、塗料+シンナーを減らす 塗料不良率
3%以下
1.35% 職場の3S改善と、製品の水抜き穴改善によりゴミ不良が減少する効果が出た。
産業廃棄物の種類と量を把握し、リサイクル品を選定する 選定完了 選定完了 06年に蛍光灯と電池のリサイクル業者と契約した。07年9月に第一回処理実施。
紙リサイクルを推進する 年間
9,000kg
8,860kg 工場に持ち込まれたダンボールのりユースを行ない、極力排出量を抑制しているため目標には少しとどかなかった
生産管理システムにより増加した紙を、知恵を絞り削減する年にする 年間
32万枚
30.3万枚 受注金額が前年比;113%と増加したが、NCターレットパンチプレス加工のデータを紙から電子情報配布により削減効果が出た。
塗装作業改善を進め、プロパンガスの使用量を削減する 年間
17,3669m³
18,750m³ 受注金額増113%を置きなおすと、実質165,930m³となり、水抜き穴改善に効果あり。
作業改善推進と空調機の温度コントロールで電気使用量削減する CO²換算
本社+三和
352,475kg
391,100kg 受注金額が前年比;113%と増加したが、作業改善やクールビズ、ウォームビスの活動で実質(原単位603kgから547kgに削減る
1.全社的水節約に努める
2.塗装前処理の水削減のため、水抜きゴミ対策を実施する
年間
4,044m³
4,101m³ 年間水使用量は目標値を1.4%増加したが、受注金額100万円の原単位では、06年VS07では3.4m³VS2.89m³と削減した。溶接時の削減と塗装前処理の水抜き穴改善の効果がでた。

主なデータを以下のグラフに示します。

i )電気使用量の年度別・建物別・月次使用量を表-12.とグラフ-10.11.にまとめた。

表-12.建物別年次電気使用量の変化
  04上 04下 05上 05下 06上 06下 07上 07下
本社 379,043 433,961 356,747 427,399 296,452 408,715 376,885 397,856
三和 70,671 82,115 68,830 83,588 72,266 86,324 82,801 95,668
菱江 - - - - - - - 14,356
本前 - - 5,169 27,146 6,051 21,426 20,569 19,988
営業 8,753 8,452 8,588 8,305 7,961 7,542 7,373 7,441
第二 - - 495 742 661 3,162 4,363 1,963
  • 本社工場の電気使用量は、対前年比-9.8%増加しているが受注金額で+13.2%増で削減!
    主な改善は、作業改善とクールビズ、ウォームビス。
  • 営業棟は、689kwh%減少、本社前倉庫(本前)は、06年下期から本格稼働
  • 本社前倉庫(本前)は、06年下期から本格稼働下期対比1,438kwh減少
    06年下期から、前倉庫の大幅な増加は、新規製品の製造と性能試験によるもので、
    定温乾燥器の庫内温度検証(300℃)に電気使用量が増えた。(環境側面の増加)
  • 三和工場は、+19,879Kwh増加、生産対応によるNCターレットパンチプレス増設により増加。
  • 2007年度は対前年比電気使用量はトータルで増加しているが、表-7.の通り原単位では減少している。
グラフ-10. 本社工場と三和工場の電気使用量変
グラフ-10
グラフ-11. その他建物の電気使用量変
グラフ-11

ii )紙使用量と裏紙再利用率

紙使用量と裏紙再利用率の状況を、表-13.とグラフ-12.にまとめる。

表-13.紙使用量の年次変化(単位千枚)
  2004年 2005年 2006年 2007年
新紙 266 345 356 305
裏紙 140 228 224 221
裏紙比率 52.6% 66.1% 62.9% 72.5%
グラフ-12.紙使用量VS再利用年度別推移 紙使用量原単位の推移
グラフ-12 グラフ-12
  • 紙使用量は、2006年生産管理システムによる工程指示書発行で大幅に増加した。
    各工程に発行する生産指示書や現品表
  • 2005年に増加した「生産管理システム」より出力される、製造指示書及び現品票は2006年から三和工場にも適用したことで、使用量が増加したが、製造指示書の裏を使い品質チェックシートを印刷するなどの工夫を行い、無駄な紙のしようを極力押さえている。この生産管理システムより出力される紙は、必要不可欠であり使用する紙は増えたが、作業計画の効率化が計られている。
  • 2007年度の紙使用量は、NCターレットパンチプレス加工指示書を社内IT化により、紙から電子
    情報に改善の効果がでた。

iii )プロパンガス

プロパンガス使用量の変化(建物別)

グラフ-13. 物別プロパンガス使用量の変化
グラフ-14

塗装工程のプロパンガス使用量の変化

グラフ-14. 塗装工程のプロパンガス半期使用量変化
グラフ-14

LPGひと言

プロパンガスの使用で生産系は、塗装工程の前処理液加温と水切り乾燥であり、他は、2005年夏季に設置した本社3階の空調機を電気からGHPに変更した部分も含め、全て空調及び湯茶沸かし用に使用している。従って、塗装前処理工程の加温を如何に効率よくするかが課題で、2007年の取組みとして前処理工程で製品の水抜き改善を進め、水切り乾燥のエネルギー削減の効果が得られた。

塗料不良率の推移

(塗料不良率:塗装不良による再塗装に使用した塗料を率で表しています)

塗料不良率の月次データをグラフ-15で報告します。

グラフ-15. 月別塗料不良率
グラフ-15

ひと言:

2006年から2007年9月まで順調に改善が進んだが、同年10月から塗装不良が増加傾向になり、2008年度の課題にしています。

塗装前処理の水使用量

本社屋1本の水道メーターから塗装工程に供給しているため、実際の使用量が把握できないため、塗装工程に量水器を2006年5月に設置し使用水量を把握する様にしました。
製品塗装の前処理液や水洗水がマスに溜まり、製品品質に悪影響を及ぼすだけでなく、前処理液の持ち出しと水使用量が増大する。この改善を実施しました。

グラフ-16. 塗装工程の水使用量
グラフ16.
塗装前処理での水抜き改善検討技術課員と塗装メンバー
製品は貴重品ロッカー

V 主な環境活動の内容

(1)経営者による全体の評価と見直し

  1. 定期マネジメントレビュー 2007年1月20日に実施しました。
  2. 水溶性塗料については、世の中の技術がどこまでできているか慎重に検討し、水溶性切り替えを前向きに考えてゆく。2007年度は8回の実験で水性塗料の知識が向上。
    環境を浸透させるため、環境方針を1行で表せる言葉(スローガン)を今後考える。
    環境目的・目標はしっかりデータが取れているので、結果をタイムリーに周知する。
  3. 部門成果目標月次報告チェック
    各部署毎に、月次の推進状況を社長と管理責任者が確認し、次月の課題を明確にしその確認を翌月で確認する事で、PDCAを確実に回しています。

(2)内部監査による改善点顕在化と改善

05年からEMSとQMSを統合した内部監査を実施しているが、環境への改善点顕在化が弱かったが、2007年度は管理責任者による監査前のミニレクチャーを実施した結果、内部監査員の力量が向上してきた。

内部監査による不具合顕在化件数
  2005年 2006年 2007年
改善の機会(ランクA.B) 13 33 24
改善の機会(ランクC) 41 41 36

(3)目的・目標実績把握と改善の指針

05年の報告でも記述したPDCAを回す活動を07年も継続しています。ES/QS管理責任者よりの「活動推進状況報告と次月の指示」を、生産会議で社長自ら報告と指示をすることで、内部コミュニケーションを確実にしています。

この報告には

  1. 内部監査の分析
  2. EMSの適合状況
  3. 目的・目標推進状況
  4. 法的及びその他の要求適合状況
  5. 社長コメントと指示事項

を記載。この報告は、成果目標部門月次チェツクで指示事項の、実行確認をすることで意識的な活動に結び付けています。
このシステムは外部審査(EA21及びQMS)で高い評価を得ています。

(4)目標達成のために

2004年度からの活動で、環境記録がデータとして蓄積されている。このデータを生かし2007年度の「環境目的・目標」を設定し、ターゲットを絞って改善活動を進めました。

  1. VOC削減
  2. 2006年に引き続き、本年も塗装不良による再塗装の塗料・シンナー使用量削減に取り組み3.0%目標が1.35%の成果がでました。

    • 塗装職場を徹底して清掃する。結果として清掃コンクールで表彰される。
    • 溶接組立からのサンダー粉などのゴミを持ち込まない

    などの改善活動により、塗料不良率目標3.0%が1.35%と達成しました。
    具体的成果は、19項VI.I環境活動取組の評価で報告します。

    また、溶剤型塗装を水性型塗装に切り替えの方向に向かって、計8回の試験を実施しました。結果として課題が明確になり2008年に引き続き試験を行います。

  3. 電気の節約
  4. 夏場に空調機稼動により使用量がピークになります、そのために2つの改善活動を進めました。

    • 空調温度設定を国が進めている温度にする。クールビス実施
    • チーム・マイナス6%に参加ウォームビズを実行
    • 電気使用量をデマンド警報器により、発報時空調を切る

    また、2005年夏に切り替えた、本社3階の空調機を電気からGHPの効果もでている。

  5. 水の節約
  6. 2006年下期より取り組んだ、塗装前処理の水洗水削減の水抜き穴の改善効果が結実しました。(グラフ-16.を参照ください)

(5)グリーン調達適合品への取組

当社オリジナルのN-forme製品「貴重品ロッカー」を、環境にやさしい製品にするため、技術 グループが取り組み、適合製品の開発をしました。(項5の写真です)

(6)環境月間と地域活動への取組

毎年行なっている、6月の全国環境月間に合わせた活動を本年も実施しました。

社内に向けて

  1. 環境月間の由来と当社が取り組む理由を全部署で朝礼により啓蒙した。
  2. 全社員対象に「環境ポスター」を募集し、優秀(金・銀・銅賞)作品の表彰をしました。
    ポスターは、
    2005年44点
    2006年104点
    2007年67点
    2007年のポスターは、作成のスキルが向上し優秀作品の選定に苦慮しました。
    (表紙に掲載のポスターが2007年度最優秀作品です)
    このポスターは、社内に掲示し、来場のお客様から高く評価されています
    また、ポスターは縮小印刷し活動記録としてアルバム保存しています。
この様な環境月間啓蒙ポスターを作成し、場内に掲示しました。
環境月間ポスター

地域活動

2007年度も清掃活動を実施しました。

 私たちの会社は地域あっての会社であり、地域貢献も大切な活動です。
そのため2004年度から続けている、本社工場東側にある【恩智側】遊歩道の雑草取りと清掃を2007年度も実施しました。併せて、三和工場周辺も実施しました。

また、6月だけでなく操業開始前には、工場内と周辺の清掃を毎朝実施しています。

活動記録 【本社東側の恩智川清掃】2007. 6. 6実施
清掃前 ゴミの不法投棄で~す!
活動記録 【三和工場周辺の清掃】2007.6.5実施

VI 環境活動取組の評価

1)活動の振り返り

2007年度は、環境維持改善活動を2004年度から開始以来初めて納得のゆく成果が出ました。作業改善やクールビス、ウォームビスに取り組み、IT化によるペーパーレス、塗装前処理の水抜き穴改善による排水量の削減などが主な成果になりました。持続可能な活動の狙いと目標を継続した結果と評価しています。
また、、グリーン調達適合製品開発に傾注し当社オリジナル製品を送り出しました。

2)2006年度は嬉しい評価を頂いた

2007年度の主な受賞は下記の通りです。

  • 4月26日:大阪府中小企業家同友会  経営品質大賞  環境活動も評価された
  • 12月11日:東大阪商工会議所優良企業表彰(市長賞・会頭賞・日刊工業新聞社賞)
大阪府中小企業家同友会
経営品質大賞受賞
東大阪商工会議所優良企業
市長賞受賞
東大阪商工会議所優良企業
会頭賞受賞
東大阪商工会議所優良企業
日刊工業新聞社賞

この受賞は経営理念の追及活動の結果ではありますが、更なる経営改善への激励と受けとめ、日々研鑽に邁進することが当社の社会的責任であると認識を新たにしています。

VII 2008年度の環境目的・目標

2008年度は、経営環境変化を踏まえて、これをベースに「環境目的・目標」推進計画に沿って、単年度計画を立て月次、四半期、半期毎に実績を把握しながら目標達成に向け活動を推進します。結果は2008年度環境活動レポートで報告します。2008年度環境活動の課題は、環境負荷の低減に取り組み、持続的成長に結びつく環境経営を行う。と会社基本計画に目標設定しています。

主な取り組み課題(目的・目標)

  • E1.CO²の削減 作業改善やクールビス・ウォームビス2007年電気使用量原単位を3%削減
  • E2.産業廃棄物の削減のためリサイクル・リユースの推進 リサイクル8,500kg/年 裏紙使用率75% 
  • E3.総排水の削減 全社的水節約、塗装前処理用水の削減  2007年実績原単位を3%削減 
  • E4.VOCの削減 溶剤型塗装から水性塗料に切り替え準備を行う。
  • E5.品質改善で塗料めシンナーの使用量を削減する 塗料不良率3%以下

2007年度環境活動レポート作成後記

エコアクション21活動開始以来、この環境活動レポートで4回目になりました。

毎回アピールポイントを設定し必要な記録作成など1年前、即ち年度初めからこのレポート作成が始まっています。
勿論、レポート作成が目的ではなく、会社経営改善のためにこの環境活動があることを念頭にしています。

2007年度のアピールポイントは、

  1. 経営活動の基本は「経営理念」であり、そのメインツールは「成果目標管理制度」による、中長期経営計画に従った年度別会社基本計画がある。
  2. 2007年から環境負荷を受注金額100万円を原単位として、過去のデータを評価し直し2007年度の活動をレビューしました。結果、EA21活動開始した2004年からの活動で、初めて目標達成し推進事務局として喜びを感じています。このことは、昨年11月の中間審査で南部審査人様のアドバイスを頂き、数値目標の考えを見直した結果です。
  3. 会社経営の活性化に欠かせない全体活動の成果を報告することで、次年度の励みのため紹介しました。
  4. 勿論、エコアクション21ハンドブック2007年度版に沿って、この報告書を作成しています。

このレポートは、中央事務局さま、当社ホームペイジ、社内閲覧により公開しています。
この“2007年度環境活動レポート”を読まれた方々より、ご意見を頂けれは幸いです。

2008年3月20日
株式会社仁張工作所
環境推進事務局(品質保証部)

EA21(環境経営システム)
名称 2007年度環境活動レポート
発行日 初版:2008年03月20日(版O)
発行者 株式会社仁張工作所
作成者 品質保証部(環境推進事務局)
責任者 品質保証部長 作田正昭
E-mail:sakuta@nimbari.co.jp
TEL:072-962-2888